岩井千怜は米ツアー2勝目こそ逃したが… 直近4戦予選落ち3度の不振脱出へ
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシック by Acer 最終日(31日)◇シービュー ベイコース(ニュージャージー州)◇6263yd(パー71)
首位との4打差を追って最終組の1組前から出た岩井千怜は、通算6アンダーの4位で3日間大会を終えた。強風が吹き荒れた前日から一変、心地のいい風と日差しの最終日は伸ばし合いの展開となり、岩井も序盤2番、3番(パー5)で連続バーディを先行させたが、残りは全部パー。「69」止まりだった。それでも「久々に自分のプレーに期待できるゴルフができて。そこがちょっとうれしい」と悔しさと裏腹に手応えを口にした。
2025年5月「リビエラマヤオープン」以来の米ツアー2勝目はならなかった。ただ、直近4試合はメジャー「シェブロン選手権」など3試合で予選落ち、メキシコでのディフェンディング大会は予選通過したものの74位。不振続きだったことを思えば「3日間を通して、自分にとってはすごく大きな意味のあるプレーができた」と言える。チャンスでパットを外し続けても流れを崩さず、ボギーフリーで終えた一日に胸を張る。
リフレッシュも兼ねて日本で過ごした先週はすべてのアドレスでアライメントから見直した。パッティングはストロークをゆっくり振るように意識づけ、入るイメージを作ってきた。「4打差は簡単にひっくり返らない。差を気にするより、自分のプレーに徹してっていうスタイルでやっていた」とやるべきことを徹底し、カップ手前で止まるようなパットは見せなかった。
「チャンスをつかむのって難しいなって思った自分もいるし、最近のプレーを考えたらゴルフって何が起きるか分からない。それがおもしろいなって思う自分もいて。気持ちの面でも、人生にとって今週は結構大きな意味がある試合だった」
不振からの脱却は苦しいが、抜け出せたときの成長は大きい。「まだ気が抜けないゴルフをしている。パターが少し良くなったのはプラスに考えて、それをまたショットにつなげてっていう準備をしていきたい」。復調の手がかりを手に、4日後に開幕する今季メジャー第2戦「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)へ向かう。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)