吉田優利はパッティングが悔しい初日 「あしたは入るようにおまじないを」
◇米国女子◇リビエラマヤオープン 初日(22日)◇マヤコバ エル カマレオンコース (メキシコ)◇6583yd(パー72)
ボール1個分、カップの右に逸れたバーディパットを見て、吉田優利はむっと唇を尖らせた。「もっと良いゴルフができると思っていたし、パッティングが、少しでも入ってくれたら」。ショットはここ最近でも一番良いのに、パッティングで獲りきれなかったことが悔やまれた。
初日はフェアウェイキープ率85.71%(12/14)、パーオン率66.66%(12/18)とショットは好調。「ここ最近ですごく良くなってきた」と風が強まる午後スタートのラウンドでも、前半のボギーは1つだけ。9番でピンに絡めてこの日最初のバーディを奪うと、後半はさらに精度を高めていった。11番は手前1m、13番(パー5)はファウェイからの第3打をピンの根元にさして3m弱のチャンスを作ってバーディ。16番からの連続ボギーで後退したが、3バーディ、3ボギー「72」で25位発進は、今季の米ツアーでは自己ベストだ。
好スタートにも、ホールアウト後に頭をよぎるのはパーで終えた数ホール。「バーディパットがいつ入るかなっていう感じだった」。ラインの読みと芝目が噛み合わず、決め切れなかったチャンスが悔やまれた。「ショートパットが中々入らなかったし、パッティングの面ではちょっと、不本意な一日」。国内女子ツアーでは、2020-21年シーズンから平均パット数でトップ10を維持してきた。「自分で点数をつけるとしたら、スコア的にはかなり低い」とショットが良い分自己評価は厳しくなった。
午後6時過ぎにプレーを終えて、あすは朝7時44分にスタートする。「きょうは早く寝て、あしたパターが入るように、おなじないを掛けながら寝ます」と、悔しさを晴らすため、眠る直前までイメージ作りだ。(メキシコ・プラヤデルカルメン/谷口愛純)
