西郷真央のウッドがタイトリスト一色に 2年目は「自分にフォーカスしやすい」
◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前(19日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6632 yd(パー72)
ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲って臨む新シーズンは、レベルアップに向けて昨年以上に時間が割ける。新たなクラブをテストしながら、西郷真央の「もっとこうしたい」を追い求める姿勢は今週も変わらない。
2週前の「ファンダーズカップ」(28位)に続く今季2戦目は、再びバッグの中身に変化があった。前戦では約2年半ぶりに1Wを変更。それ以外のクラブに昨年から変更はなかったが、今週はそれぞれ2本のフェアウェイウッドとユーティリティを入れ替える予定だ。
1Wをタイトリストの「GT3」に替えた流れから、4本とも「GT2」シリーズで統一し、4W(16.5度)、7W(21度)、4UT(21度)、5UT(24度)が入った。「まだ確定したわけじゃなくて、試合をやりながら合うものを見つけたい」と、まずはテストの一環として考えている。
これまではクラブを替えることは少なかったが、米ツアー2年目となれば新しい試みに時間を費やせる。「今週は初出場ですけど、初めてのコースじゃなければ、自分の状態を上げることにフォーカスしやすい」。コースの情報集めよりも、ショットやアプローチ練習に注力できる。「こうしたいというのが色々あって、ちょっとずつ近づいていきたい」と、昨年以上に楽しみなシーズンになりそうだ。
とはいえ、今週はコースどころか、タイに来ることも初めてだ。「暑いの、大っ嫌いなんです…」と笑いながら、月曜から練習ラウンドとクラブ調整に打ち込んだ。「今週はカットラインを気にしなくていい(予選落ちなしの4日間大会)ので、攻められる」。米ツアー2年目、成長するチャンスはこれからどんどん増える。(タイ・チョンブリ/谷口愛純)