2024年 アムンディ エビアン選手権

まとう <きょうの一枚>フォトグラファー今井暖

2024年 アムンディ エビアン選手権 4日目 古江彩佳

空から聞こえてきたヘリコプターの音がセレモニー開始の合図だった。このトーナメントのシンボルカラーであるピンクの煙とともに見覚えのある白と赤の旗、日の丸が降りてきた。ヘリから飛び降りたスカイダイバーが日の丸を今回のチャンピオン古江彩佳に渡すべく、地上に降り立った。受け取った国旗を身にまとうと、ほどなくして18番グリーンに君が代が響き渡った。

今週コース内の至る所で日の丸が振られるのを見かけた。日本から遠く離れた異国の地で戦う彼女たちを何度も勇気づけたことだろう。地元フランスの選手に送られる声援と変わらないくらい、日本人選手に向けられた声援は大きいものだった。

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オリンピアンを目指すのは日本でスポーツを志したものにとって一つの大きな目標だ。日の丸を背負ってメダルに挑戦するのはアスリートたちの大きなモチベーションとなっている。彼女も例外ではない。しかしパリで開催される今回のオリンピックへの切符は手に入れることができなかった。米国で安定した成績を残している彼女からしてみれば相当悔しかったに違いない。

メジャーで勝つことは金メダルを取ることと同じ、もしかしたらそれ以上の価値を持つ勲章かもしれない。世界中の人々から声援と祝福を受けたこの週末。それらをまといながら次なる目標に向けて色づき始めた空を見上げた。

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