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今季ワーストタイ“77” 畑岡奈紗「今日打った分は明日取り返す」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 3日目(10日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

4打差6位から出た畑岡奈紗は1バーディ、4ボギー1ダブルボギーと崩れ、通算4アンダー30位と優勝争いから脱落した。「77」は今季唯一の予選落ちとなっている4月「ロッテ選手権」2日目と並ぶ今季ワースト。オーバーパーでのラウンドも7月のメジャー「アムンディ エビアン選手権」3日目以来20ラウンドぶりだった。

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「ショットも荒れてしまって、前半いい感じで打てていたパッティングもなかなか決まってくれなくてフラストレーションがたまるというか、流れに乗れなかった。我慢するところでできなかった」と反省が口をついて出る。スタート前の練習から右ひざの動きを確認するシーンがあったショット。「長い(クラブの)ショットで右ひざが動きすぎてしまって、ロフトを消して打ってしまう。ボールの高さがうまく出なかったり、距離が思ったより飛んでしまったり、逆にダフっちゃったり。そこは気を付けてやりたい部分ではあったんですけど…」と唇をかむ。

好調のパターでカバーしたいところだったが、3番(パー3)でボギー先行した。ダメージが大きかったのは7番と8番。「7番は自分の思ったように打てたのに、最後に切れずにスッと抜けていった。8番も、あの距離からカップにかすらないというのは…」と、ショートパットでも読みのズレがあったと振り返る。唯一のバーディとなった9番でロングパットを流し込んでも、「ああいう、ちょっとよく分からないのが決まって、決めたいのが決まらない」と心は晴れなかった。

後半も12番、15番と2つのパー5で合計3ストローク落とすなど、苦しい展開が続いた。12番はティイングエリアが前に出されたこともあって、セカンドの残りは223yd。「3Wだったら完全に狙わないんですけど、ハイブリッドを持ったがために行けるかなというところがあって…」。3UTで果敢に2オンを狙ったボールは右の池へ消えた。15番もバンカーからのセカンドをアゴに当てるなど、4オン2パットのボギー。「もう少しうまく状況を判断していれば…」。自らの調子に応じたプレーを徹底できなかったことが悔しい。

難関の最終18番はグリーン右に外しながら、しぶとくセーブ。パーパットではあるが、この日泣かされ続けた距離を沈め、「あしたにつながる最後のパットだったかな。最低でもきょう打ってしまった分を取り返して、トップ10を目指して頑張りたい」。下を向いて終わらない負けん気も、畑岡の強さを支える要素のひとつだ。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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