選手、業者に未払いも…LIVはCEOに“留任ボーナス”など21億円超 ノーマン前CEOに“退職金”14億円超

2026年 スコット・オニールCEO
巨額の留任ボーナスが報じられたスコット・オニールCEO(Brian Spurlock/Icon Sportswire via Getty Images)

LIVゴルフが最高経営責任者(CEO)のスコット・オニール氏ら幹部に対して、9月上旬の破産申請前に留任ボーナスなど巨額報酬を支払っていたと、米ゴルフダイジェストが報じた。

LIVが9月上旬にニュージャージー州連邦破産裁判所へ提出した申請書類によると、幹部らに留任手当1560万ドル(約24億3360万円)を支払っていた。最大はCEOのオニール氏で破産申請3カ月弱前の6月24日に637万5000ドル(約9億9450万円/1ドル156円換算)、2月に約270万ドル(約4億2120万円)を受領。2025年9月12日以降の約1年間で給与、ボーナス、福利厚生、留任手当、経費精算として1360万ドル(約21億2160万円)以上を受け取っていた。

他にも最高財務責任者が330万ドル(約5億1480万円)以上、最高法務責任者(CLO)が約260万ドル(約4億560万円)を受領。オニール氏の前任者でLIV創設コミッショナーのグレッグ・ノーマン氏は25年9月の退職時に約580万ドルの和解金と360万ドルのボーナスで940万ドル(約14億6640万円)以上を受け取った。

一方、関連会社への不払いが表面化。オニール氏は8月に「彼らに対して正しい対応ができるよう、できる限りのことをしている」と述べているが、プレシーズン・メディアイベントの制作会社が123万ドル(約1億9188万円)、ストリーミング機能を提供した会社が110万ドル(約1億7160万円)以上、スポーツテクノロジー企業が約86万ドル(約1億3416万円)、アプリとウェブサイトの構築・保守を担当した企業が約100万ドル(約1億5600万円)の支払いを求め、訴訟などを起こしている。また、9月にはスタッフの大部分が解雇された。

破産申請における最大の無担保債権者の一角を占めるのは選手たち。その中にジョン・ラーム(延滞金750万ドル=約11億7000万円)、ブライソン・デシャンボー(570万ドル=約8億8920万円)、ダスティン・ジョンソン(550万ドル=約8億5800万円)、キャメロン・スミス(480万ドル=約7億4880万円)、ティレル・ハットン(340万ドル=約5億3040万円)らが含まれている。

LIVは破産申請に伴い、来季から新体制「LIV 2.0」としての継続に動いており、所属選手の離脱・残留の態度表明デッドラインは10月25日。LIVの弁護士は「LIV 2.0」での続行か、事業からの撤退かは10月末に決まる見込みとしている。

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