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ドナルド・トランプ前大統領がプロアマ戦に登場 新リーグ「素晴らしい」

◇LIVゴルフシリーズ◇LIV招待 ベドミンスター 事前(28日)◇トランプナショナルGCベドミンスター(ニュージャージー州)◇7591yd(パー71)

米国のドナルド・トランプ前大統領が所有コースで開催されるシリーズ第3戦を前にプロアマ戦に参加した。ホスト役として息子のエリック氏、ブライソン・デシャンボーダスティン・ジョンソンとプレー。公の場でサウジアラビア資本を背景にした新リーグを称賛した。

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グレッグ・ノーマンが旗振り役を務める「LIVゴルフシリーズ」は、昨年からトランプ氏のコースを試合会場として交渉。10月の今季最終戦もフロリダ州のトランプナショナルドラールでの開催を予定している。

選手の引き抜きにより欧米ツアーとの対立構造が深まる中、同氏は新リーグを支持。「ここにいる人々のことは昔から知っている。長い友人だ。彼らは多くの米国企業に投資してきた。そしてゴルフに対して、選手に行っていることも素晴らしい。サラリーはもっと上がる」と高額賞金大会を実現したオイルマネー、サウジアラビア政府系ファンドに大いに期待した。

トランプ氏は大統領就任時からサウジ政府との友好関係をのぞかせていた。在任中の2018年、トルコにあるサウジアラビア領事館でジャーナリストのジャマル・カショギ記者が殺害された際、関与が疑われたムハンマド・ビン・サルマン皇太子を擁護。

新リーグが2001年9月11日の米同時多発テロの被害者遺族から一部で痛烈な批判を受けていることについて問われると、「残念ながら、誰も『9・11』の真相を解明していない。私たちの街や国家、世界を恐怖に陥れた狂人を突き止めなければならない。しかし、今日ここにいるのは本当に素晴らしい人ばかりであり、大いに楽しみ、祝うつもりだ」と受け流した。

トランプ氏はかねてプロゴルフ界との関係を持っていたが、大統領就任前からの相次ぐ女性蔑視、人種差別発言をきっかけに、PGAツアーやメジャー大会が同氏の所有コースでの開催を回避する事態がたびたび起こった。

2021年1月には全米プロゴルフ協会(PGA・オブ・アメリカ)が、前大統領の支持者による連邦議会議事堂の一部占拠などを受け、今年の「全米プロ」の会場を、今週のベドミンスターからオクラホマ州サザンヒルズ・カントリークラブに変更していた。その後、PGA・オブ・アメリカはトランプ氏が運営する組織との和解を発表している。

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