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今季2勝目のウィラチャン 1万4000円の中古1Wで1000倍の賞金ゲット

◇国内シニア◇富士フイルム選手権 最終日(9日)◇江戸崎カントリー倶楽部(茨城)◇7070yd(パー72)

2位に4打差をつけて単独首位から出たタワン・ウィラチャン(タイ)が、大会記録を更新する通算16アンダー(※)で、9月「コマツオープン」に続く今季2勝目を挙げた。

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前半3番、上って下るラインのロングパットを読み切ってバーディを先行させた。5番でボギーをたたいたが、7、8番で連続バーディ。いずれも「パター1本分(約85㎝)」の距離を決めた。後半10、15番では「ドライバー1本分(約1m強)」のパットをカップイン。5バーディ、1ボギーの「68」でプレーした。

2位に6打差をつけての圧勝に「ラッキーでした」と微笑みの国のウィラチャン。実は、今大会前、「ドライバーは調子があまり良くなくてフェースを変えた。使っても違反にならないか、PGAの検査待ちです」と、慣れ親しんだクラブを一時手放すことになったという。そこで、「日本の中古ショップで手に入れた」のが、1万4000円のテーラーメイド M2 ドライバーだった。

特にクラブを決めずに店を訪れ、「あ、使ってみたい」と見た目だけで手にして「10球だけ練習場で打ちました」。出たとこ勝負の1Wが奏功し、見事に勝利を引き寄せた。

クラブ代金の1000倍となる優勝賞金1400万円を手にして、「(次週も1Wは)調子が良いので使う予定ですけど、明日(10日)もゴルフショップを見に行こうかな(笑)」とおどけた。

今大会を終えて、今季の獲得賞金ランキングはプラヤド・マークセン(タイ)に次ぐ2位。その差を約50万円と縮めたが、「賞金は気にせず、1試合1試合ベストを尽くしたい。来週、再来週となると寒くなってくる。寒いのは苦手なので、いいプレーできるか分からない」と謙虚な姿勢を貫いた。

ウィラチャンとマークセンは同じ1966年生まれ。「尊敬はしているけど、友達って感じ。良いライバルでもあり、良い友人関係」。初の賞金王奪取へ向け、レギュラーツアー出場で不在となる好敵手から刺激をもらう。(茨城県稲敷市/石井操)

※これまでの記録は2008年大会(平川CC/千葉)の渡辺司と14年大会(ザ・カントリークラブ・ジャパン/千葉)の室田淳がマークした通算14アンダー(202)。

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