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葭葉ルミが取り戻した1Wの安定感 ポイントは「つま先体重」

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 初日(24日)◇小樽CC (北海道)◇6548yd(パー72)

7バーディ、2ボギーの「67」。黒のウェアに身を固めた葭葉ルミが、佐伯三貴全美貞(韓国)に並ぶ5アンダーで首位発進を決めた。

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「きょうはティショットがよくて、セカンドをしっかりと狙えるところまでもっていけた」。インからスタートした葭葉。後半8番で2mのバーディパットを決めると、9番(パー5)では残り230ydの第2打を3Wで振り抜き、ピンまで6mにつけるイーグルチャンス。イーグルこそ逃したものの、バーディで締めくくった。

7月の「全米女子オープン」では4日間の平均飛距離(256.59yd)で、フィールド1位を獲得。飛ばし屋としても知られるが、「1Wに関しては自信になった。でも飛距離だけでは(戦え)ないことは、日本のツアーでも感じている」と振り返る。この日の朝の練習時にはショットだけでなく、アプローチ、パターを入念に調整しティオフに備えた。

「ティショットがすごい散っていた」と武器の1Wは精彩を欠き、直近3試合では2度の予選落ちを喫した。「セットアップの段階で少しボールから離れて、つま先体重で打つイメージ。しっかりと(ボールを)捕まえていけるようになった。試合でうまくいったのはきょうが初めて」と、先週の「CATレディース」最終日から取り組んでいる試みが実を結び始めている。

6番(パー5)、15番で計測したドライビングディスタンスは、川崎志穂の277ydに次ぐ2位の270ydを記録。「きょうは思うようなゴルフができたと思います」。2016年7月の「ニッポンハムレディス」に続く2勝目へ期待も高まる。(北海道小樽市/玉木充)

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