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トップ合格の有力候補 新垣比菜と勝みなみは上位で最終日へ

◇女子最終プロテスト 3日目(27日)◇小杉カントリークラブ(富山県)◇6,397yd(パー72)

第2ラウンドを最終組の1組前でプレーした新垣比菜は、3バーディ、2ボギーの「71」でプレーして、通算7アンダーは首位と3打差の2位に順位を上げた。後半13番ホールでは一時的に強い雨に見舞われたが、突然の雨にもめげず、「普段どおりにプレーできた」と好位置で最終ラウンドを迎える。

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初日の第1ラウンドが雨天で中止となり、第2ラウンドと合わせて行われた2日目のスタート前には、車のキーをトランクルームに閉じ込めてしまい、キャディバッグが取り出せないハプニングも。貸しクラブでのプレーを覚悟したが、スタート10分前にクラブが届き、第1ラウンドを「68」。第2、3ラウンドもアンダーパーとして順位を上げた。

翌週以降の今季レギュラーツアー出場資格が懸かる、トップ合格も見えてきた。「ビッグスコアが出せればチャンスはある。あしたは気を引き締めてプレーに臨むけど、頭の片隅に(トップ合格を)置いて頑張りたい」。安定したプレーは自身も認めるところ。トップの座を虎視眈々と狙う。

12位から出た勝みなみは4バーディ、2ボギーの「70」でプレーして、通算5アンダー8位に浮上した。スタートホールを3パットしてボギーが先行したが、10番では7m強、18番では6m強をねじ込んでバーディを奪った。

「短いパットに苦戦した。1mのチャンスをきょうは2回、(54ホールで)トータル5回くらい外している。思ったところに打てていない」というのが、最終日への懸念だ。「ショットはいい。ピンそば5m以内にはついてくれている。もう少し入ってくれれば」とうつむいたものの、合格ラインとなる20位タイから大きく前進。「油断はできないけど、楽な気持ちでプレーできそう」と話す顔に、わずかに安堵の色を浮かべた。(富山県射水市/糸井順子)

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