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先輩はジェイソン・デイ 脱バイト生活を目指す20歳が2位

◇グアム知事杯女子ゴルフトーナメント 初日(16日)◇レオパレスリゾートカントリークラブ ハイビスカス&オーキッド(グアム)◇6563yd(パー72)

「若手の登竜門」とされる2日間大会が開幕した。2アンダー2位発進とした立浦葉由乃(たてうら・はゆの)は、留学先のオーストラリアから昨年12月に帰国した20歳。2年間在校したブリスベン郊外のヒルズ・インターナショナル・カレッジで腕を磨き、同校のOBである男子世界ランク1位、ジェイソン・デイは先輩にあたる。

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5人きょうだいの一番上。福井工大附属福井高校(福井県)在学中は、常にオール5という文武両道ぶりだった。卒業後、「英語を話せるように」と語学とゴルフの上達を目的に海を渡る。校内にゴルフ場があるカレッジは共同の寮生活で、8選手につき1人のコーチがついた。平日3日間は午前中に授業を終え、残りをゴルフに充てた。「いろんな国の人と関われていい経験」という。

在学中の2015年、デイが「全米プロゴルフ選手権」を制して初のメジャー王者となった。「会ったことはない。今度、学校に来るらしくて!」と、いまだ見ぬ先輩は憧れそのもの。同校出身者は男女とも米国ツアーを目指す生徒が多いが、帰国した。「まずは日本で稼げるように頑張りたい」と、金銭面で家庭に苦労をかけたことを考慮しての判断だった。

昨年に受けた日本のプロテストは、最終まで進んだものの不合格。ツアー出場権をかけた予選会(QT)も失敗し、今年の主戦場はない。プレーの舞台を求め、今年4月には韓国ツアーのQTを受験する予定だ。当面の目標は、プロテスト合格と最終予選会の通過。豪州ではエリート教育ともいえる恵まれた環境で育ったが、いまは所属の森林公園ゴルフ倶楽部(埼玉県)で時給1000円のバイト生活を送りながら練習に励んでいる。

プロ初戦の1月30日のミニツアーで2位となり、初賞金5万円を得た。土木業を営む両親には、7000円のラルフローレンのマフラーを2つ贈った。あすの最終日は、優勝賞金200万円をかけて2打差を追う。「今週の賞金は今年の試合の経費のために貯金する」と意気込んだ。(グアム島ジョーナ/林洋平)

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