先週優勝のキム・ヒョージュと同じ16歳の大西里沙がツアー初挑戦だ

国内女子ツアーで史上3人目のアマチュア優勝で幕を閉じた「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の最終日から4日が経過した14日、今週の「ニチレイレディス」にもキム・ヒョージュ（韓国）と同じ16歳の選手が初挑戦するということで、会場内はにわかにざわつき始めた。

その16歳とは大西里沙という選手で、春の全国高校選手権で3位に入ったことで、今大会の推薦枠を獲得した。岐阜県在住で、美濃加茂高校に通う2年生は、服部真夕の後輩にあたる。そして学校にゴルフ部で練習を積む傍ら、江連忠アカデミーの山梨校でも腕を磨いている選手だ。

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「プロのトーナメントは初めてなので緊張というか、雰囲気には押されぎみです。でも、自分らしくプレーをしたいと思います」と、初体験の取材にも冷静に対応する。そして、大会初日のペアリングだが、ディフェンディングチャンピオンの李知姫（韓国）、有村智恵、佐伯三貴の第14組がメイン組と考えれば、その1つ前の組、横峯さくら、全美貞（韓国）と同組でラウンドすることが決まった。

「びっくりしました。でも自分は追う立場なので、緊張というよりも少しでも追いつけるようにプレーしたいと思います。プロの方々はどんどんバーディを獲ってくると思いますが、自分は焦らずにプレーをすることを心がけます」と戦略を練る。

ツアー初出場のアマチュアが、この組に入れられていることを考えると、大会主催者からの期待の高さが伺える。今週もアマチュアが旋風を巻き起こすことになるのか、たった1人のアマチュア大西のゴルフにも注目が集まる。（千葉県千葉市／本橋英治）