まさか…吉澤柚月は“お先”外す痛恨ボギーを教訓に「気をつけろって言われたのかな」
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 2日目(10日)◇真駒内カントリークラブ 空沼コース (北海道)◇6700yd(パー72)◇雨(観衆1245人)
終盤17番、グリーン右手前から巧みに寄せた吉澤柚月は80㎝もないパーパットを残した。難なく“お先”のナイスセーブ…とはいかず、まさかのボギー。思わず苦笑いが漏れる。「全然、タップインできるラインだったんですけど…。自分でもビックリしていて…。うーん…」。途切れがちな言葉から、困惑の色すらにじんだ。
右手前からのアプローチがほとんど切れなかったことで、ピン左下からの芝目の影響を確認。返しのパッティングは、ちょうどその芝目とぶつかるような格好になった。「するなら(わずかに)スライスかなと思ったんですけど、真っすぐ打とうと思ったのを引っ掛けたのか…。でも、自分のミスかな」。状況を整理しつつ、必死に受け止めようとしていた。
ガードバンカーから寄せきれなかった最終18番でもスコアを落とし、2連続ボギーフィニッシュとなった「69」のラウンドは全体として十分に評価できるもの。ドローヒッター有利のロケーションが目立つコースで6バーディ(3ボギー)。6個目となった16番は、まさに会心だった。右からせり出すバンカーの前方に木がそびえるパー4で、ティショットの狙いどころはタイトながら比較的フェードを打っていきやすいホールでもある。140ydほどを8Iでピンそばに絡めた2打目も含めてイメージ通り。だからこそ、直後の17番での手痛いミスを週末の教訓にする。「気をつけろって(神様に)言われたのかな」
開幕当初、主催者推薦に限られていた出場機会を着実に生かして5月「リゾートトラストレディス」では河本結とのプレーオフを経験。メルセデスランキング19位、平均ストローク10位(71.3684)、リカバリー率1位(69.7872%)など堂々の数字が並ぶ。「(リカバリー率は)アプローチを寄せきれなかった後の2、3mのパターが比較的入ってくれているからだと思うんですよね」と自己分析も冷静だ。
今季出場12試合目も予選落ちゼロを継続し、通算7アンダー6位につけた。連日雨が降っているコースは週末の天気予報も良くない。「グリーンが止まりやすくなってくるので、距離もあって難しいけど、伸ばし合いについていけるように頑張りたい」。気持ちを切り替えて7打差の首位を追う表情に、上がり2ホールを引きずる様子はなかった。(札幌市南区/亀山泰宏)