初優勝後の扁桃炎で暗転 内田ことこは苦闘シーズンも「1周回って、なるようになる」
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 事前(8日)◇真駒内カントリークラブ 空沼コース (北海道)◇6700yd(パー72)
一年前、内田ことこは待望の初優勝を地元北海道で飾った。脳裏に焼きつく最高の記憶は、ここ真駒内CC空沼コースに戻ってくると鮮明によみがえる。ただ、声のトーンは控えめ。今季ここまで17試合にフル出場しながら、予選落ちが12試合を数える。4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」から6月「ヨネックスレディス」まで、8試合連続で決勝ラウンドに進めない期間もあった。
苦戦の要因は、昨年の優勝後に患った扁桃炎にある。一時は体重が5㎏ほど減り、欠場を余儀なくされる期間が続いた。復帰後も状態を上げられないまま、たしかに飛躍を遂げたはずの2025年シーズンを終えていた。
「体調は問題ないです」と話す今季も影響を隠せないという。日々のトレーニングでクリアできる重量、1Wの飛距離といった数字が戻りつつある一方でアイアンショットは5ydほど飛ばない状態のまま。「いままでの自分の距離とのギャップを受け入れられない期間もあった。イメージしている球と実際に打つ球がちょっとずつ違うのが毎ショット積み重なると…」。変化を受け入れて戦えるようになってきたのも最近のことだ。
メルセデスランキング87位とシード確保も気になる状況で自らに言い聞かせる。「1周回って、なるようになる…みたいな。焦らず行きたいのが一番。自分のスイングを変えようとか、そういう考えはあまりないので、(プレーがかみ合う)タイミングが来るのを待っている感じです」と顔を上げた。(札幌市南区/亀山泰宏)