「やっぱりアマチュアだなと」 18歳・長澤愛羅はプレーオフの2mを悔やむ
◇国内女子◇資生堂・JALレディスオープン 最終日(5日)◇戸塚CC東C(神奈川)◇6487yd(パー72)◇曇り(観衆4275人)
次代のヒロインに注がれた大観衆の視線に、18歳の身体が硬くなった。18番の繰り返しで行われたプレーオフ2ホール目、2mのバーディパット。史上9人目のアマチュア優勝へ望みをつなぐ、長澤愛羅(日本ウェルネススポーツ大)の一打はカップのわずか左を逸れた。「最後入れたかった。こうちゃん(倉林紅)が先に入れて、すごくプレッシャーがあった」。淡々と話しながらも、表情に悔しさがにじんだ。
快挙を狙った最終日、トレードマークのヘアゴムはウェアと同じピンクを選んだ。前半はティショットを好位置に運びながらパーを並べ、ピン右横につけた5番(パー3)で一つ目のバーディを奪った。7番(パー5)、9番でもスコアを伸ばし、折り返し時点で通算13アンダーの単独トップに立った。
しかし、2打目がグリーンの右わきに外れた10番で痛恨のダブルボギー。前日に3連続バーディを決めた14番(パー5)から16番まで伸ばせず、17番のバーディで懸命に追いすがった。史上最多7人によるプレーオフの2ホール目は最も近い位置につけながら、あと一歩及ばなかった。
2024年のイ・ヒョソン(韓国/サロンパスカップ)、日本人では19年の古江彩佳(富士通レディース)以来のアマ優勝とはならず、「やっぱりアマチュアだなと思いました」と言う。「日本ジュニアゴルフ選手権」で2勝、アマ初の2連続イーグルを決めた6月「宮里藍 サントリーレディス」の10位、2週前「日本女子アマチュアゴルフ選手権」優勝…数々の実績を持ちながら、プロの世界で勝ち切ることの難しさを知った。
それでも、2位フィニッシュは25年「ミネベアミツミ レディス」7位を上回るツアー自己ベストだ。「(4日間の点数は)99点。最終日最終組であのゴルフができたのはすごく自信になった」。11月に控える最終プロテスト(11月3日~/茨城・静ヒルズCC)に向け、貴重な経験になった。
「今年しっかりプロテストに合格して、プロとしてこの試合に出たいと思う」。次週9日開幕のミネベアミツミレディスにも出場を予定する。18歳のドラマはまだ始まったばかりだ。(横浜市旭区/合田拓斗)