ツアーをけん引する佐久間朱莉と菅楓華 高め合う“刺激”と燃やす“闘志”
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(3日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6510yd(パー72)
第5戦の2ラウンドを終え、リーダーボードには今季国内女子ツアーを席巻する2人の選手の名前が刻まれた。一人は昨季年間女王の佐久間朱莉だ。先週の「アクサレディス」では31位だったものの、開幕戦から優勝→2位→2位と現時点で年間ポイントランキング1位を走っている。
体調不良の中、プレーする今週も女王の貫録は健在だ。3アンダー首位から出たこの日も「全体的にチャンスが少なかった。パッティングももったいないミスがちらほらあったが、何とか食らいついていけた」と粘り強くプレー。3バーディ、2ボギーの「71」で、通算4アンダー2位で終えた。
そしてもう一人。今シーズン飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進するのがプロ3年目の菅楓華だ。開幕から6位→優勝→2位→3位と全試合でトップ10入りをマーク。現時点での佐久間とのポイント差は21.75ポイントで女王に食らいつく。
初日とは変わって穏やかな春の陽気に包まれたこの日は、春先を得意とする菅にとってはスコアを伸ばすにはもってこいの好条件だったのかもしれない。前半で4つのバーディを奪うと、後半14番では圧巻のチップインイーグルを決めるなど「67」で回り、通算5アンダーで単独首位に立った。
「ショットが安定しているので、大きなミスがない」と好調の今季は、佐久間への意識が増すのも当然だ。「だいぶ一緒に回る機会が増えてきて、攻め方とかも見ているのでどこでバーディを取ってくるっていうのもだいたい分かる。お互い刺激し合っていけたら」と女王を前に気負う様子は一切ない。
一方の佐久間は、「(菅)楓華ちゃんのプレースタイルはすごい好き。淡々とプレーして、ペースもすっごい早いので回りやすい」と一緒に回れることへのうれしさをにじませた。菅が意識していることを聞くと、「そう思っていただけるのはうれしい」と素直に喜びながらも、「相手が誰だろうと勝ちたい」と語気を強めた。今季ツアーを席巻する若き2人の闘志は全開だ。(静岡県袋井市/安平賢太郎)