2026年 ヤマハレディースオープン葛城

300戦目を終えて 元女王・森田理香子が描く「もっとカッコいい」未来像

2026年 ヤマハレディースオープン葛城 2日目 森田理香子
節目の300試合目を終えた森田理香子。プロギアの未発表ドライバーも投入した

◇国内女子 ◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(3日) ◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡) ◇6510yd(パー72)

主催者推薦によるシーズン初戦を控えた2週前に「300試合だよ」と関係者に告げられた。2008年のルーキーイヤーから、節目となるプロ通算300戦目の出場。2年ぶりとなった葛城での戦いは通算9オーバーで予選落ちに終わり、1月に36歳になった森田理香子は「記念すべき日にしたかったけどね…」と静かに笑った。

それでも、前向きな材料はたくさんある。「成績はすごく悪いけれど、スイングの悪い癖や球筋も良くなっている。どんどん変わっている部分はあります」。スイングは以前よりもトップの位置を浅くしてコンパクトに。トレーニングによるフィジカル強化を土台にしたスイング改造で、「強い身体ができている。年の割にしっかりしてるんです」と表情は明るい。

2026年 ヤマハレディースオープン葛城 2日目 森田理香子
ここまで18年間のキャリアは波乱万丈

振り返れば、プロデビューから“太く”波乱に富んだ18年間を過ごした。初優勝した2010年から14年までにツアー7勝。13年には賞金女王に輝き、名実ともに女子ツアーの主役となった。16年に賞金シードを喪失し、18年途中にツアーから離脱。24年3月「ダイキンオーキッドレディス」で電撃復帰し、再び表舞台に戻ってきた。

「すごくいい人生を送れていると思います」と振り返るこれまでのキャリア。近年はゴルフ以外の仕事に携わることも多く、「社会勉強というか、違う世界も見てきた」ことは大きな人生の糧となった。「ゴルフには携わっていきたい」という将来像の中で、プロゴルファーとしてのさらなる高みも、もちろん目指すステージだ。

2026年 ヤマハレディースオープン葛城 2日目 森田理香子
さらなる高みを目指して

最近、仕事をともにした男子ツアー51勝で83歳の青木功と会話する機会があった。「ゴルフ歴70年って言いはったんです。理香子もそれくらい、いかなアカンって。少なくともあと40年って考えたら“いけるな”と思って。レジェンズ(シニア)も、ステップ(下部)も、レギュラーもある。上がり調子だし、40歳を超えてから優勝したらもっとカッコいいかな」。節目の試合を終えて描くこれからのイメージは、希望に満ちている。

「いま、技術的には一番ゴルフがうまいと思っているので。成績もついてくると思うし、とりあえず一生懸命やっていきたいです」。かつて女子ゴルフ界を席巻した歴代女王が、若手の活躍が目覚ましい舞台でもうひと花咲かせてみせる。(静岡県袋井市/塚田達也)

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