「10年後」に全米女子シニアオープン出場へ 佐伯三貴に生まれた新たな目標

佐伯三貴
30歳以上が対象のペアマッチに2回目の出場となる佐伯三貴

37歳の有村智恵と会話をする流れで、40歳の佐伯三貴に10年後の目標ができた。「智恵ちゃんと『一回は全米女子シニア(オープン)に行きませんか?』っていう話をして。いいねーって。遠いようで近くて、良い目標」。13日に関東のゴルフ場で行われる、30歳以上を対象にした1日競技のペアマッチ「KURE LADY GO CUP 2025」。大会前日の12日はプロアマ戦で、タッグを組む有村と一緒に18ホールを回った。

佐伯は2019年シーズンを最後にツアーの第一線から離れたが、「試合に出たい」という気持ちが消えたわけではない。レギュラーツアーは「絶対に無理」と前置きしたうえで、「どちらかというとシニアに向かって準備をしないといけないなかで、ユーモアさもある大会でプレーができる場があるのは本当にありがたい」と2度目の出場となる今大会に感謝した。

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「全米女子シニアオープン」は、50歳にならないと出られないシニアの海外メジャー。昨年は山本薫里が最終日を単独首位で迎えて2位に終わったが、3位に鬼澤信子、5位に久保樹乃、7位に表純子と日本勢がトップ10をにぎわわせた。男子も同年の「全米シニアオープン」で藤田寛之がプレーオフの末に2位となった。

「結構先だけど、と言っても10年後。45歳で出場できるならあと5年しかないけど、10年あると心に余裕がある。30代の10年は早かったけど、40代はもっと早いと聞いたのでそこは心して、10年後を楽しみに準備をしたい。アメリカで“ぎゃふん”と言わせようぜって」と心を躍らせた。

2022年から始めたYouTube、東北福祉大ゴルフ部コーチなど幅広い仕事をこなしてきたが、そのうちの一つのテレビ解説からは離れ、「人と触れ合う機会を増やしていこうというのが今年の目標」という。社会とより身近なコミュニケーションが取れるように地方を巡ってレッスンを行う方針。「あまり大きな目標を掲げると自分のキャパにも限界はある。無理をしないように」と心掛けながら、新たな取り組みを計画している。(編集部・石井操)

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