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三浦桃香は78位 全身発疹で「体が休めと言っている」

◇国内女子◇最終プロテスト 3日目(7日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6398yd(パー72)

80位から出た20歳の三浦桃香が「73」と落とし、通算8オーバーの78位。辛うじてカットライン上で最終ラウンドに残ったが、合格ラインの20位タイまでは8打差と危機的状況に追い込まれた。

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巻き返し必須の中で2バーディ、3ボギーに険しい表情が浮かぶ。夏場以降、体全体に出た発疹は大一番を前に酷くなった。前日診断を受けたが、原因不明。「言い訳とか言っちゃいけないと思うんですけど」とした上で「鈍痛のような感じで。痛くて、張る。ゴルフに集中したくても、なかなか体がついていかない。応援してくれる方のためにも成績で恩返ししたかったんですけど、悔しいですよね」。マスク姿、充血する目で、振り絞った。

ホールアウト直後は最終ラウンド進出を逃す可能性があったため、「もし回れるんだったら、ベストを尽くしたいです」と必死に前を向いた。ただ、「どんどん(症状が)酷くなっている。原因がわからない。この日のために調整してきたけど、申し訳ないです。体が少し休めと言っているんじゃないですかね、一年休まなきゃと。それ以外ないと思うので。原因がわからないので」と視線を下げた。

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は18年2月に規定を変更し、来季出場権をかけた予選会の受験資格をプロテスト合格やシード獲得などで承認される正会員に限定した。プロテストで合格ラインから2打以内であれば、今年の予選会受験は可能だが、巻き返せず3年連続不合格となれば、来季主戦場を失う。上限8試合のツアー推薦を今季1試合残すが、「(体調的に)今はゴルフをしてはいけないかもしれない」。アジアなど海外に活躍の場を求める選手もいるが、「それはないです」と断じた。

12月以降に精密検査を受ける予定という。「とりあえず今日は休みます。最善を尽くすだけです」。満身創痍の20歳がキャリアを左右する、運命の一日を迎える。(岡山県笠岡市/林洋平)

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