国内男子ツアー

GDO編集部が選ぶ 2017年ゴルフ10大ニュース(男子編)

2017/12/25 11:51
いろいろな話題でゴルフ界をにぎわせてくれた二人。2017年を振り返ります

2017年にGDOが配信したすべての記事から、編集部が10大ニュースを選出。まずは男子編。国内外のゴルフ界を彩ったホットな話題を振り返ります。

■1位 松山英樹が東京五輪会場で日米首脳とプレー

東京五輪ゴルフ競技会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)で11月5日、来日中のドナルド・トランプ米大統領と安倍晋三首相による懇親ゴルフが行われました。厳戒態勢のもと、トランプ大統領のリクエストを受けてラウンドに同伴したのは、当時世界ランキング4位の松山英樹。各国メディアから大きな注目を浴びる中、無事に大役を務め上げました。

■2位 松山英樹が頂点に迫る 日本人最高の世界ランク2位

WGC2勝目を挙げるなど活躍を続け、2017年も世界ランク上位をキープした松山英樹

6月18日付の世界ランキングで、松山英樹が4位から2ランクアップの2位に浮上。自らが5月に記録した日本人最高の3位を更新し、世界の頂点にあと一歩まで迫りました。年末時点ではランキング5位までポジションを下げましたが、名実ともにトップレベルの一人として世界から注目を集める存在感で2018年を迎えます。

■3位 石川遼は苦難の5年目 米ツアー出場権を喪失

不調から抜けきれず米国ツアー出場権を失った石川遼

2013年から米国ツアーでプレーしてきた石川遼が、5年連続で保持してきたツアー出場権を喪失。18年は日本ツアーに主戦場を戻すことを明言しました。近年は公傷制度を適用するなど故障にも苦しめられましたが、6年ぶりに復帰する日本で完全復調を目指します。

■4位 宮里優作が初の賞金王 最終戦の優勝で逆転

初の賞金王へ上り詰めた宮里優作。選手会長としてもツアーを引っ張った

国内男子の賞金王争いは、シーズン中の接戦を象徴するかのような逆転劇で決着。賞金ランク2位にいた宮里優作が最終戦を制し、約1700万円差を逆転して初の賞金タイトルを手にしました。現職の選手会長として初の戴冠となったほか、10月「ホンマツアーワールドカップ」ではツアー史上初のノーボギー優勝を飾るなど、快挙尽くしの一年となりました。

■5位 タイガー・ウッズ逮捕

シーズン真っただ中の5月下旬、ゴルフ界に衝撃が走りました。故障のためツアーを離脱中のタイガー・ウッズが、自宅があるフロリダ州で飲酒か薬物の影響下で自動車を運転した容疑で逮捕。「飲酒ではなく、処方薬により予期せぬ反応が起きた」と供述しましたが、無謀運転により有罪となり1年間の保護観察と罰金処分を受けました。

■6位 松山英樹が結婚&第1子誕生を発表

関係者にもほとんど知られていなかった突然のビッグニュースでした。8月の「全米プロ」が終了した翌月曜日に、松山英樹が今年1月に一般女性と結婚していたこと、さらに7月には第一子が誕生していたことを発表。メジャー惜敗のすぐ後に明かした、おめでたい話題でした。

■7位 「全米プロ」惜敗 松山英樹は涙のメジャーV逸

悲願の瞬間にあと一歩まで迫ったが、惜しくも初タイトルは叶わなかった

手が届きかけたメジャー初優勝は惜しくもかなわず、悔し涙へと変わりました。松山英樹は単独首位でサンデーバックナインへ折り返しながらも、ジャスティン・トーマスに逆転されて3打差5位で終戦。ホールアウト後のテレビインタビューでは声を詰まらせ、涙を流しました。

■8位 S.ガルシアが「マスターズ」制覇 待望のメジャー初優勝

37歳のセルヒオ・ガルシアが「マスターズ」を制し、待望のメジャー初優勝を達成しました。かつては“神童”と呼ばれ、鳴り物入りでプロ転向してから18年。紆余曲折を経てメジャー74試合目での大願成就となりました。

■9位 谷原秀人が世界転戦から「マスターズ」滑り込み

谷原秀人が2017年「マスターズ」開幕前週の世界ランキング(3月26日付)で60位から48位に入り、滑り込みで自身2回目の出場を決めました。日本ツアー開幕前の早春、海外ツアーの転戦に活路を見出していた谷原は、ランク浮上のラストチャンスとなる「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」を4位で終えてジャンプアップ。見事にチケットをつかみ取りました。

■10位 70歳ジャンボ尾崎が2回目のエージシュート

自身2回目のエージシュートを達成した尾崎将司

70歳の尾崎将司が「ホンマツアーワールドカップ」2日目を「70」でプレーし、年齢以下のスコアでラウンドするエージシュートを達成。自身が2013年「つるやオープン」初日に「62」(当時66歳)を記録して以来となる、ツアー史上2回目の快挙となりました。