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ジャンボ自ら「全盛期を彷彿」と破顔 こだわりのクラブ調整でAS!

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP 2日目(6日)◇京和カントリー倶楽部(愛知)◇7190yd(パー71)

ツアー通算94勝で70歳の尾崎将司が3バーディ、2ボギーの「70」として、自身が2013年「つるやオープン」で「62」をマークして以来となるツアー史上2回目のエージシュート(AS=年齢以下のスコアでラウンドすること)を達成した。最終18番(パー5)で50cmのパーパットを沈めると、待ち受けたギャラリーや選手、関係者から大きな歓声と祝福の拍手が鳴り響いた。

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「“おめでとう”と言われてもねえ・・・」。国内ツアー通算94勝のレジェンドにとって、3バーディ2ボギーの1アンダー「70」は、いまもって手放しで喜ぶほどの数字ではないのだろう。それでも尾崎は、「何が嬉しいって、男子ゴルフが低迷しているいま、少しでも話題を提供できたことが一番よかったと思う」と、取り囲んだ多くの報道陣の中心で頬をゆるめた。

プレーへの手ごたえはスコア以上に納得がいくものだった。特に、「きょうはティショットがよかった。この4、5年の中で一番よかったし、セカンドがラクになる」という1Wショットには大きく胸を張った。スタート前に、前日までよりもピンの1W『G400 LSテック ドライバー』のロフト角を7.5度から8.5度に大きめに調整したことで「きのうよりも弾道が高いし距離も出た」という。

前回のエージシュート以来、予選突破が4年以上なく、スコアでも、フィジカルでも厳しいラウンドが続いている。そんな中で、1打でもスコアを縮めるために貫き続けてきたクラブへのこだわりがこの日の結果につながった。

序盤3ホールで2ボギーを叩いたが、以後はホールを重ねるごとにショット、パットともに精度が増していく。4番、8番(パー5)といずれもピンそば80cmに絡め、前半に2つのバーディを奪い返した。イーブンパーで折り返した後半11番に、2mのチャンスを決めて1アンダーへ。後半はフェアウェイとグリーンを外したのは2ホールずつと危なげなくホールを進め、「後半の内容は、全盛期を彷彿とさせるゴルフだった」とうれしそうに話した。

ただ、通算スコアは3オーバーで予選落ちが濃厚。70歳のジャンボは、「もう一つ上の話題を提供できるように頑張るよ」と声を張り、興奮の余韻がギャラリーの笑顔として残るコースを後にした。次戦は2週間後の「ブリヂストンオープン」を予定している。(愛知県豊田市/塚田達也)

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