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アイアンの復調を確信 石川遼が国内で6季ぶりの首位発進

故障から復帰2戦目の石川遼がリーダーボードのトップで滑り出した。国内男子ツアー「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」の初日を1イーグル、5バーディ、1ボギーの「66」をマーク。6アンダーとして8人が並ぶ首位グループに入り、国内では2010年「フジサンケイクラシック」以来となる首位発進を決めた。

通算12オーバーの127位で予選落ちした復帰初戦の7月「日本プロ選手権」とは、別人のようなアイアンの切れ味だった。不安もあった「日本プロ」後腰痛の再発がなかったことで、この1カ月半は「試合を想定したスピード感でアイアンの練習ができた」という。グリーンを狙うショットのピントが絞られ、距離感の精度は格段に増してきた。大切にしている一定したスイングリズムについても及第点をつけ、「それがベースになれば、距離感も合ってくる」とうなずいた。

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手ごたえを確信に変えたのは、「タイミングがバッチリ合っていた」という前半12番(パー3)のティショット。184ydを7Iでピン左手前3mにつけてバーディとし、その後も迷いなくアイアンを振り抜くことができた。2アンダーで迎えた18番(パー5)では、左ラフから7Iで放った2打目を狙い通りグリーン手前にキャリーし、ピン右奥3mにつけてイーグルを奪取。後半のノーボギーラウンドで首位発進につなげた。

2週間ほど前から、「日増しにショットの思い切りの良さが増して、このゴルフができれば大丈夫なんじゃないか」という予感を抱いていたという。「自分の感覚は、さほど間違っていなかった」と自信を取り戻す、価値ある初日となった。(福岡県糸島市/塚田達也)

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2016年 RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント

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