池田が逆転優勝! 次週の日本プロに弾み/レジェンドチャリティ最終日
千葉県の麻倉GCで開催された「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」最終日。首位に4打差の6位タイからスタートした池田勇太が、8バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算10アンダーで逆転優勝を果たした。通算9アンダーの2位タイに、倉本昌弘、平塚哲二、近藤共弘の3人。大会連覇がかかっていた室田淳は通算8アンダーの単独5位、石川遼は通算4アンダーの11位タイで終えた。
日中を通して吹き荒れた強風をものともせず、池田はこの日のベストタイとなる「65」をマーク。「こんなに風が強い中で、7つも伸ばせるとは思っていなかった。朝からすごく良いゴルフができて、昨日はパッティングが苦しい部分もあったけど改善できた」と会心のラウンドを振り返った。
池田がフィニッシュしてから、最終組がホールアウトするまで約1時間30分。「体も冷えて、プレーオフじゃ勝ち目がないと思っていた。このオフで、これまで以上にトレーニングや練習を多くしてきたことに、神様が微笑んでくれたのかな」と笑顔。「池田勇太、これで軽い“復活”ができたかな、と思います。この優勝を皮切りに、まずは来週の優勝を目指したいですね」。ホストプロとして臨む次週の国内メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権」に向けて、最高の結果で弾みをつけた。
「チャリティトーメントの1つで優勝できて嬉しい」。東北福祉大学を母校とする池田にとって、被災した東北へのチャリティには強い想いを抱き続けている。「自分もこの業界で名前を売ってこられたし、そろそろ恩返しをしてもいい時期。小さくても、自分の名前のついたトーナメントをやって、チャリティを加えられればいい。早ければ来年にでも」と、積極的にプランの実現に向けて動く構えだ。
なお、著名人の部では初出場の中井貴一が優勝。一般アマチュアの部では松山英樹がトップで終えたが、正式な順位には反映されない参考記録となっている。今大会の収益金の1部として三千万円が、東日本震災で被災した孤児たち、及び支援施設などに寄贈される。
<プロの部の成績>
順位/スコア/選手名
優勝/-10/池田勇太
2T/-9/倉本昌弘、平塚哲二、近藤共弘
5/-8/室田淳
6T/-7/丸山茂樹、小田孔明
8T/-6/横田真一、久保谷健一
10/-5/宮里優作
11T/-4/横尾要、中嶋常幸、石川遼
14T/-2/尾崎直道、宮本勝昌、片山晋呉
17T/0/牧野裕、芹澤信雄、武藤俊憲
20T/+1/加瀬秀樹、谷口徹、高山忠洋
23/+4/田中秀道
24T/+5/宮里聖志、青木功
26T/+6/渡辺司、海老原清治
28/+7/西川哲