宮里優作が説く「視野の広さ」 24回目の和合でも貫く戦略
◇国内男子◇中日クラウンズ 2日目(1日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇雨(観衆2382人)
悪天候により開始が1時間遅れ、約2時間の中断も挟んだ過酷なコンディションで、和合を知り尽くす45歳の歴代覇者が首位争いにとどまった。24回目の出場となる宮里優作が、10位から3バーディ、1ボギーの「68」でプレー。順延となった第2ラウンドを終えて、首位に4打差の通算5アンダー暫定8位で予選2日間を終えた。
修正中というショットは「アイアンはそこまで悪くなかったけど、ティショットが暴れちゃって」と今週も苦戦中。フェアウェイキープ率は42.86%(6/14)と低調ながら、「強みになっていると思う」と話す蓄積された経験がベテランの武器になっている。
「流れが悪いときに待てるか、ということが重要。視野を広く取ることも大事だし、そこは徹底してやっている」。ビトウィーンの距離が残ればピンを狙わず、番手の距離にピタリと合えば攻めに転じる。「チャンスを待って、丁寧に攻める」。2位タイで終えた1年前も、やはり同じ戦略で2017年以来の大会2勝目に迫った。
この日は悪天候も味方した。重さが増したグリーンに対応しきれず、雨脚が強まった直後の後半3番で3パットのボギー。そのあと中断に入り、「僕にとってはすごく良かった。悪い流れが消えて、すぐにバーディが来たので」と振り返る。再開後の5番で133ydからピン奥2mにつけて取り返すと、グリーン奥ラフに外した6番では約13ydからのチップインで2連続で伸ばした。
コース状況に応じて、自らボギーのリスクを減らす状況を作り出すアイデアと判断力も経験のなせる業。スピンコントロールが難しい雨の含んだフェアウェイではなく、ティショットであえてラフを狙うこともある。「ピンが左だったら、右のラフでもいいと思ったり。そこは柔軟にやれたかなと思います」。ベテランのプレーには、和合攻略にあたり重要と説く“視野の広さ”が散りばめられている。(愛知県東郷町/塚田達也)