浅地洋佑が優先した“和合連覇” 2週連続ディフェンディング大会に苦渋の決断
◇国内男子◇中日クラウンズ 事前(29日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)
「鮮明に覚えています」と回顧する、4季ぶりの涙の復活優勝から1年。LIVゴルフに主戦場を移した浅地洋佑が、大会連覇を目指して和合に戻ってきた。2週前のLIV「メキシコシティ」(22位)から3週間のオープンウィークを利用してのスポット参戦。「やっぱり連覇するために来たので。ゴルフの調子も悪くないし、自分に期待している部分はあります」と意気込んだ。
同じくディフェンディング大会だった前週のアジアンツアー「シンガポールオープン」は、悩み抜いた末に欠場した。そもそも、昨年は11月だった開催期間が4月に前倒しされたことが大きな誤算。奇しくもディフェンディング大会が2週続くスケジュールになり「ボクの中で計算外だった」と苦笑する。
「メキシコからの移動だと(シンガポール到着が)火曜夜だったし、さすがにキツイなと…」。高温のメキシコで4日間を戦ったダメージも大きく、「体を壊したら元も子もないと思って。僕はこっち(中日クラウンズ)に専念することを決めました」と経緯を明かした。
苦渋の選択を前向きに受け止め、しっかり体調を整えて乗り込んだ伝統の一戦。「最近は(LIVで)広いコースでばっかりやっていたので、めっちゃ狭く感じる。そこはマイナスじゃないですかね」と狭くトリッキーな和合の印象がいっそう強まりながらも、前日までに27ホールの事前ラウンドを重ねた。「(イメージを)良い方にもっていけたので、明日からは大丈夫だと思う」と不安を消して初日に臨める。
過去65回の歴史で大会連覇は、ともに3連覇を果たした青木功(1978~80年)と尾崎将司さん(1995~97年)の2人のみ。大切なディフェンディング大会1試合をスキップした決断を、レジェンドたちに続く快挙へとつなげたい。(愛知県東郷町/塚田達也)