2025年 日本プロゴルフ選手権大会

ノリスに2罰打 「視聴者からの指摘」で裁定した日本プロゴルフ協会の説明は

2025年 日本プロゴルフ選手権大会 3日目 ショーン・ノリス
ホールアウト後のショーン・ノリスに2罰打(C)JGTOimages

◇国内メジャー初戦◇日本プロゴルフ選手権大会 3日目(24日)◇三甲ゴルフ倶楽部 谷汲C(岐阜)◇7337yd(パー72)◇雨(観衆2251人)

通算14アンダーの単独首位で最終日を迎えるはずだったショーン・ノリス(南アフリカ)のスコアがホールアウト後に修正され、通算12アンダーで生源寺龍憲と並ぶことになった。14番(パー5)で誤所からのプレー違反(ゴルフ規則14.7a)があったとして2罰打を科され、パー(5)からダブルボギー(7)となった。

天野克彦・大会競技委員長によると、ノリスのプレー中に中継視聴者から14番グリーン上のプレーについて指摘が入った。マークをする際に小さなマーカーをボールの真下、「奥まで入れていた」が、リプレースする際にマーク位置よりボールを前に(カップに近づけて)置いたという。「映像なので断言できないが、だいたい2~3㎝。間違いなく前には出ている」。スコア提出後にノリス本人も同席して映像を確認。故意に行うなど「重大な違反はない」として2罰打の裁定となった。

2017年の米女子メジャー「ANAインスピレーション」(現シェブロン選手権)ではレキシー・トンプソンが3日目のプレーで同様に視聴者から指摘を受け、翌日の最終ラウンド途中に2罰打が科された。世界のゴルフルールを統括するR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)は同年12月11日にテレビ視聴者からの指摘に基づきルール違反の裁定を行う運用を止めると発表。18年1月1日から適用されることになった。

これについて天野氏は「そこに関しては各団体で違いがある。我々(日本プロゴルフ協会)は、我々のコミッティー(委員会)として会議をし、確認をして判断しました」と説明。中継に映る上位選手だからこそ起きたといえる事態にも、事実を確認できる材料(映像)があり、本人も認めて納得したことでルール違反の裁定を行ったとした。(岐阜県揖斐川町/亀山泰宏)

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