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編集部おススメ!今年の注目プレーヤー(4)/小田龍一

身長180センチ、体重90キロ。恵まれた体格から生まれる豪快なスイングと飛距離には定評があったが、その精度とショートゲームに難があり、周囲の期待に反して悶々としたシーズンを送ってきた小田龍一。2009年は、そんな未完の大器がようやく花開くシーズンとなった。

昨年のハイライトは、何と言ってもツアー初勝利を挙げた「日本オープン」だろう。石川遼今野康晴との三つ巴のプレーオフは、今も記憶に残っているファンも多いはず。実のところ、兼ねてからメンタルの弱さを指摘されてきた小田が、このプレーオフを勝ち抜く可能性は低いと思っていた。石川のメジャー初制覇への期待がかかる異様な雰囲気の中、メジャータイトルを手にできたことは大きな自信と財産となったに違いない。

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その後の7試合では4試合でトップ10に入るなど、すっかりプレーにも貫禄が出てきた感がある。しかし、本人は周囲の変化にまったく順応できていないのが微笑ましい。ツアー初勝利、それもメジャーチャンプとなれば、多くの報道陣やファンに囲まれるのは当然だが、「サインとか苦手なんですよ…」、「練習場では一番端っこで打っているようなタイプなのに…」などなど、知名度が急上昇したことに戸惑いを隠せない。

ただ、ゴルフはもちろんのこと、ファンサービスにも慣れないながら一生懸命を貫いている。「注目度が上がったことで、マナーに気を使うようになりました」。グリーン上でギャラリーから歓声が挙がるごとに、サンバイザーを取って頭を下げる。ゴミが落ちていたら拾う。煙草も「なるべく見えない所で吸うようにしています」と、ゴルファーの模範としての自覚が芽生え始めたという。

典型的な“気は優しくて力持ち”。飛距離で魅せる豪快なプレースタイルは言わずもがな、思わず応援したくなってしまう人柄も小田が持つ魅力の1つだ。ドライバーの精度やパットなど、まだまだ伸びしろはあるだけに、さらなる飛躍も期待できるだろう。(編集部:塚田達也)

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