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目指すは優勝 大学生アマ青島賢吾の自信の背景

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(23日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

4年ぶり4度目の出場となった国内ツアーで、アマチュアの青島賢吾(ウェイクフォレスト大)は第2ラウンドを終えて通算2アンダー。暫定29位として自身初の国内ツアー予選通過を確実なものとした。

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この日は4バーディ、4ボギーの「72」。序盤にボギーが先行したが、9番から3連続バーディで盛り返し、最終18番(パー5)もきっちりとバーディで締めくくった。

だが、その表情は緩んでいない。「3連続で(バーディを)獲れたけど、きょうはあまり良いところがなかったというのが本音です。予選通過というよりも、トップに立ちたかった。最後の4ホールは、そこに行きたい気持ちと緊張をうまくバランスできずにプレーしていた」と悔しがった。

アーノルド・パーマーの出身校として名高いウェイクフォレスト大の3年生。NCAA(全米大学体育協会)のチームランキングでは最上位のディビジョンIで3位につける。半年間のリーダーシップ論を受講して、秋からはゴルフ部キャプテンに就任した。「チームメイトたちは本当に世界のトップクラス。彼らはPGAツアーのプロと比べてもそんなに差がない。彼らと同じレベルで戦えるっていうことは、ここでも戦えると思っている」。

マシュー・ウルフコリン・モリカワと、大学ゴルフからプロ転向してすぐにPGAツアーで勝利を挙げた選手たちがいることも、その言葉の説得力を増している。

学校の休みを縫って、今年だけでこのコースで事前に10ラウンドをこなしている。「どんなプレーヤーよりも、このコースでしっかり準備をしている自信がある。勝つことは不可能じゃないと思う。プロの方をリスペクトしていないとかではなく、自分のゴルフはそこまで達しているという自信がある」。

大学関係者からは、“どんなホールでも1Wで攻めたほうがバーディを獲りやすい”という分析を聞いている。「自分は1Wショットが曲がらない自信があるので、どんどん1Wで攻めていく。実力を完全に出し切っての2アンダーでもない。もっともっとスコアを出せると思うので、それを残り36ホールで証明したい」と力を込めた。

■丸山奨王、大西魁斗は通算3オーバー 暫定90位で予選通過は厳しく…

「雨の中でプレーできたのも良い経験になったし、自分の足りないところを練習できたらもっとうまくいくんじゃないかと思う」という丸山奨王(カリフォルニア大ロサンゼルス校)。父でキャディを務めた丸山茂樹は「150yd以内のショットのクオリティが圧倒的に低い。僕は1Wに自信がないけど、これだけ1Wが打てるなら、赤いスコア(アンダー)で終われる自信はある」と長所と短所を指摘した。

大西魁斗(南カリフォルニア大)と並び、通算3オーバーの暫定90位。「自分の若いときに比べると、ゴルフの練習量は10分の1。奨王も魁斗君もめちゃくちゃ勉強をやっている。だから、そういう意味で焦りはなくて、(成熟するのは)27歳くらいかなと思っている」と、ゴルフとともに多くの勉強をこなす必要があるアメリカの大学に通う2人に理解を示した。(北海道千歳市/今岡涼太)

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