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HOT LIST JAPAN受賞クラブ 開発者インタビュー Vol.1(キャロウェイ レガシーブラック編)

「2012 HOT LIST JAPAN」で高評価を得たクラブは、どのように開発されたものなのか。メーカー側の視点を探るべく、開発担当者へのインタビューを今回からシリーズとしてお届けする。第一回目は、キャロウェイのレガシーブラック。同社のアラン・ホックネル氏に話を聞いた。

【2012 HOT LIST JAPAN受賞クラブ】
・ユーティリティ部門 ゴールド賞:キャロウェイ レガシーブラック ユーティリティ
・ドライバー部門 シルバー賞:キャロウェイ レガシーブラック ドライバー
・アイアン部門 シルバー賞:キャロウェイ レガシーブラック アイアン

【アラン・ホックネル氏(Dr.Alan Hocknell)のプロフィール】
1998年キャロウェイ入社。2009年からは調査&開発部門担当(R&D)上席副社長を務め、新製品開発などの統括ディレクションを担当。英国出身、現在はキャロウェイ本社があるカリフォリニア州カールスバット在住。

「開発者もおもわず使いたくなるクラブ!」高評価クラブの開発秘話を公開

GDO:今年からGDOで公開されているクラブの評価企画「HOT LIST JAPAN」では、レガシーブラックが複数の部門でメダルを受賞しました。まずは、その率直な感想をお聞かせください。

アラン:受賞のニュースはアメリカの本社で聞きましたが、とても嬉しかったですね。レガシーブラックは、キャロウェイ本国のスタッフと日本のスタッフが連携して、日本のマーケットに向けて開発したクラブです。そのクラブが日本のゴルファーに受け入れられたことに、日本のスタッフはもちろん、本国の私たちもとても喜んでいます。

GDO:アメリカでは日本に先駆けて、米ゴルフダイジェスト社が2004年から米国版「HOT LIST」を公開しています。アメリカ本国では、「HOT LIST」はどのように捉えられているのでしょうか?

アラン:アメリカにおいて、「HOT LIST」の影響はとても大きいものになっています。2004年に「HOT LIST」が始まった当初は、正直言うと、私自身はクラブのテスト方法などに疑問を持っていました。しかし、近年ではテスト方法にも改善が加えられ、「HOT LIST」は本当に良いクラブには一定の評価を与えてくれる企画だと考えています。ゴルファーにとっても「HOT LIST」が、市場にはたくさんのクラブの中から性能の良いクラブを選ぶための指針になっていることは間違いないでしょう。私たちも「HOT LIST」に対してプレゼンテーションを行っていますよ。

GDO:今回、「HOT LIST JAPAN」で高評価を得たレガシーブラックは、日本市場向けのクラブですが、こういったクラブも開発はアメリカの本社で行なっているのでしょうか?

アラン:キャロウェイのクラブ開発は、すべてカールスバッドにある本社で行っています。ただし、レガシーブラックの場合は、最初に日本のスタッフから素材やヘッド形状などについての要望を受け、それを元にプロダクトコンセプトを作るところから開発が始まっています。完成するまでの間には、日本のスタッフと密に連絡を取り合い、たくさんの検討とテストを重ねました。今回、レガシーブラックが「HOT LIST JAPAN」で高評価を得たのは、アメリカと日本のスタッフとの共同作業がうまくいった結果だと思っています。

GDO:本国で開発されるクラブと、日本からの要望を受けて開発したクラブには、何か大きな違いがあったのでしょうか?

アラン:レガシーブラックのヘッド形状などは、日本人ゴルファーに好まれる特有のシェイプだと思います。本国の開発チームだけでは決して作り出せないものだと感じました。見た目には上級者向けですが、打ってみるとやさしい。それがレガシーブラックの特徴だと思います。

GDO:レガシーブラックについて、開発担当者としてどのような印象を持たれていますか?

アラン:とってもクールなクラブだと思っています(笑)。レガシーブラックはアメリカでは販売していませんが、アメリカの開発チームのスタッフたちとゴルフをすると、何人かのバッグにはレガシーブラックが入っています。彼らは何年もクラブ開発に携わり、いろんなクラブを作ってきた人たちです。そんな彼らが使いたがるほど、レガシーブラックはキャロウェイにおいてもスペシャルなクラブです。



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