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ジュニアを狙え!クレイジーの新展開

宮里藍石川遼が「高校生V」を遂げて以来、ゴルフメーカーのジュニアへの関心が高まっている。ゴルフ人口に占める高齢者の割合が高いこともあり、ジュニアゴルファーの育成はゴルフ業界にとって緊急の課題。このような状況で、新興シャフトメーカーのクレイジーもジュニア向けマーケティングに力を入れはじめた。

同社は先頃、日本ジュニアゴルフ協会(JJGA)が主催するジュニアゴルフ選手権の準スポンサーに名乗りをあげた。かつては石川プロも参加していた大会で、世界大会への登竜門という位置づけだ。スポンサーにはロレックス、本田技研工業、ポロなど一流企業が名前を連ね、クレイジーもこれに加わったもの。その狙いを次のように説明する。

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「当社もジュニアと一緒に成長したい、そんな意図で決断しました。『クレイジー』のブランドはようやく知られるようになりましたが、さらに子ども時代から飛ぶというイメージを刷り込みたかったのです。少年期の体験は、大人になっても消えません。いわば『おふくろの味』みたいなもので、ジュニアマーケティングにも力を入れたいと考えます」

ゴルフ用品業界がジュニアに注力しはじめたのは、実はここ数年のことでしかない。購買力がない子どもは、顧客になるまで時間がかかる。つまり、投資のわりに回収が難しいというのが最大の理由。ところが、「藍ちゃんブーム」や「遼くんブーム」で事態は一変。ゴルフに理解を示す親が増えたこともあり、注目度が高まっている。

クレイジーの場合は、世間がデフレ傾向にあるなかで、その逆を狙った高級シャフトをウリにして成功した。その意味では、富裕層の親子に向けた新たな展開といえるかもしれない。



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