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アフターコロナへ進むゴルフ界 女子ツアー観客上限数は10倍まで回復

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(10日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6475yd(パー72)

3000、1500、3000、5000、3000、5000。今季開幕戦から6戦までの観客上限数(計2万500人)の推移だ。昨年の初戦からは1000、無観客、無観客、1000、無観客、無観客。単純に比べてみても10倍以上の上限数となった。

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新型コロナウイルスの感染が拡大し、ゴルフ界に影響を与え始めたのが、2020年2月頃。同年にタイで開催されるはずだった米女子ツアー「ホンダ LPGAタイランド」が中止に追い込まれた。米男子海外メジャー「マスターズ」(ジョージア州)も同年4月から11月に日程を変更。加えて夏に開催される予定だった東京五輪が1年延期されるなど、他競技でも大きな変更を強いられた。

首都圏で今季初の開催となった今大会は天候にも恵まれ、3日間(上限は計1万5000人)で9587人を動員した。

日々状況が変わるコロナ禍への対応は難しいが、観客の上限数などは大会主催者と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が協議の上で決定する。

今大会もギャラリーには「トーナメント観戦 with コロナ」と告知し、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスなど、感染拡大防止のための注意事項が周知された。

それでも徐々にコロナ前の姿を取り戻しつつある。2日目競技後には賞金女王・稲見萌寧とジュニアゴルファーとの交流会が実施された。

男子の小学5、6年生を代表した加藤蓮くんは「一番会いたかった選手。プロの意識はすごいし、いろいろなことを教えてもらえた」。女子の小学3、4年生を代表した佐野心咲さんは「将来は私もプロになって年下の選手のお手本になり、憧れられる選手になりたい。そのときは稲見選手と戦ってみたい」と目を輝かせた。

テレビなどを通してみるプロと実際に交流できるのはジュニアにとっても大きな刺激となったはずだ。

ツアーでコロナに関する全ての制約がなくなる日はいつになるのか。今年か、それとも来年か、はたまた3年後か。アフターコロナの道は長く険しいが、日本のゴルフ界も一歩ずつ進んでいく必要がある。(編集部・玉木充)

玉木充(たまきみつる) プロフィール

1980年大阪生まれ。スポーツ紙で野球、サッカー、大相撲、ボクシングなどを取材し、2017年GDO入社。主に国内女子ツアーを担当。得意クラブはパター。コースで動物を見つけるのが楽しみ。

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2022年 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン



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