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阪神タイガース久保康生投手コーチの長女がプロデビュー戦を迎える!

2008年のプロテストに合格した32名の選手は、トップ合格の黄(ファン)アルム(韓国)を除く31名が先週開催された「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で新人研修に参加した。スコアボードやギャラリー整理など、選手としては経験できない貴重な体験をする。慣れないことだけに苦痛に思う選手もいる中「なんか修学旅行みたいで、すごく楽しかったです」と笑顔で話すのは、阪神タイガースの投手コーチを務める久保康生の長女・久保啓子だ。

父親が阪神で活躍した久保投手ということから、プロテスト受験前から関西地区では注目されていたが、久保自身はプロのトーナメントでの実績はなく、全国的には知名度はまだ低い。実際、プロの試合は2006年の「マスターズGCレディース」に唯一出場したが、その時は予選2日間を通算14オーバーの100位タイで終わった。

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現在、時任宏治プロに師事し、テスト合格後もひたすら練習の日々を過ごしてきた。ゴルフの調子はどうかと久保に質問すると、横にいるコーチをちらちら見ながら「良いと思います」と答える久保。するとコーチは「彼女に聞いているんですよね。僕は口出しはしませんよ」と、ニヤリと笑いながらも「調子はすごく良いです。ただ、先週の研修会で練習ができなかった分だけ不安な部分もありますが、なんとかなりますよ」と背中を押す一言。

プロテスト合格選手のほとんどが、すでにステップアップツアーやレギュラーツアーでも実績を積んだ選手が多い中、久保は数少ないツアー未経験組といっても良いだろう。いきなり好成績を出すのは難しいかもしれないが、今後多くの試合、多くのコースを経験し実力をつけて欲しい。(編集部:本橋英治)



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