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2014年 ライダーカップ
期間:09/26〜09/28 場所:グレンイーグルスホテル(スコットランド)

米国代表を過小評価しないマギンリー主将

2014/09/23 09:14

欧州代表のキャプテン、ポール・マギンリーは、今週のグレンイーグルスでの「ライダーカップ」防衛に向け、彼のチームはこれまでとは“異なる脅威”に晒されることを確信している。

ここ9大会中7勝の欧州代表は、世界ゴルフランキングの上位6名中4名を擁しており、その中には世界ナンバーワンにして「全英オープン」と「全米プロ」の王者であるロリー・マキロイも含まれるとあって、今回の第40回「ライダーカップ」も本命として大会に臨むことになる。

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しかしながら、マギンリーは2012年の「メダイナの奇跡」がトロフィー奪還を目指す米国代表にとって更なるモチベーションの源となっているであろうことを重々承知しており、更に1993年に米国代表が最後にヨーロッパの地で大会を制した際にチームを率いたトム・ワトソンが、敵方のキャプテンであることも脅威となっている。

「幻想など全くもって抱いていない」と「ISPSハンダ・ウェールズオープン」を前にした記者会見で語ったマギンリー。同大会へはチームの一員であるトーマス・ビヨーンジェイミー・ドナルドソンリー・ウェストウッド、そしてスティーブン・ギャラハーが出場した。

「仮に我々が今回の『ライダーカップ』に勝てなかったとしても、それは自己陶酔によるものではない。それは保証できる。我々はやる気に満ちている。それに、米国代表がとても手強い相手であることも分かっている。我々は相手が強いモチベーションと強いリーダーシップから成る米国代表であることも分かっているのだ」。

「我々はこの任務の大きさに幻想を抱いているわけではない。米国が形勢を逆転すると言っているわけではないのだ。ただ、非常に難しい『ライダーカップ』になるだろう。過去に米国代表から受けていたものとは異なる脅威に晒されると感じている。彼らが自分たちをアンダードッグ(勝ち目のないほう)であると感じ、それを正面から受け止めている限りはね」。

マッギンリーは、好調のクリス・カーク、そしてフェデックスカップ王者のビリー・ホーシェルを外したワトソンのキャプテンピックの人選を疑問視しているが、その人選が米国勢のやる気を刺激し得るということに対し、「我々は過去に同じような事例を見てきた。勿論、ヨーロッパ側からの見方でということだが、好調でないという見方や、チームの人選に対する疑問符が当事者たちのやる気を如何に刺激するかということをね」と述べた。

「我々は決して米国代表を過小評価したりはしない。それだけは請け合える。我々は準備万端で臨むことになる」。

チームの一員として3回の大会制覇を経験し、副キャプテンとしても2度の経験を持つマギンリーは、「私の唯一の懸念と言えば、それは我々が世界のスポーツの頂点で競うということだ。欧州最高の12名の選手と、米国最高の12名の選手が対戦する。これはトップレベルのスポーツであり、何でも起こりえるのだよ」と述べた。

47歳のマギンリーは、ペアリングについては“計画の骨子”は出来上がっており、チームのメンバーたちの異なる調整方法にも満足していると述べた。彼は、前述の「ウェールズオープン」前日の水曜の晩にはドナルドソン、ウェストウッド、ギャラハー、そしてビヨーンと夕食を共にし、その場でグレンイーグルスの設備に関する情報や写真の掲載された小冊子を手渡した。

ケルティックマナーはグレンイーグルスが要求する試練を模する形でコース設定が施されており、この場でマッギンリーは、ドュビッソン、ドナルドソン、そしてギャラハーのルーキー3人はシングルスを戦う前に少なくとも(フォアサムかフォアボールで)一戦はプレーすることになると明言した。

今回はワイルドカード(キャプテンピック)での選出となったが、9回目の「ライダーカップ」出場を果たすウェストウッドは、ここ6週間で1日2回のジムトレーニングを行い、体重を10キロ落としたことを明かした。

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