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「ヨハネスブルグオープン」のアラカルト

2017/12/05 12:25

地元での大会連覇を目指すダレン・フィチャート※写真は2017年2月のヨハネスブルグオープン(Warren Little/Getty Images)

「ヨハネスブルグオープン」は12月7日から南アフリカのランドパークGC で開催。同大会は初コース、ヨーロピアンツアー国際スケジュールにおける初めての大会日時、そして南アフリカにおける初の3ツアー共催大会と、多くの“初”がある。

2016年大会を振り返る

荒天に見舞われた昨年の「ヨハネスブルグオープン」は、最終日を4アンダーの「68」でプレーした地元南アフリカのダレン・フィチャートスチュアート・マンレー(ウェールズ)とポール・ワーリング(イングランド)に1打差をつけて優勝し、ヨーロピアンツアー5勝目を挙げた。

ロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGCで開催された大会は雷雨とその後のコース冠水により、上位選手たちがスタートする前の土曜の午後に中断。最終的には54ホールに短縮された。

日曜の朝にも2時間の遅延が発生したが、首位で並んだフィチャートとワーリングがスタートする頃にはコースに陽光が戻り、フィチャートは1番、6番、そして8番でバーディを奪って通算14アンダーとした。

ワーリングとマンレーがそれぞれ16番と18番でバーディを奪ったことでフィチャートのリードは1打差に縮まり、その後、フィチャートが17番でトリッキーなパーパットを外してこの日唯一のボギーを叩いたことで首位は三つ巴となった。しかし、フィチャートは18番で短いバーディパットを決めて見事バウンスバックを果たし、通算15アンダーとして優勝をたぐり寄せた。

フィチャート、マンレー、そしてワーリングはトップ3に入ったことにより、ロイヤルバークデールで開催された第146回「全英オープン」行きのチケットを手にした。

フィールド

今季ヨーロピアンツアー最大となる200人超のフィールドのヘッドラインを飾るのは、南アフリカ出身でメジャー王者のルイ・ウーストハイゼンである。今週も「アフラシアバンクモーリシャスオープン」に続き、南アフリカでは初となるヨーロピアンツアー、アジアンツアー、そしてサンシャインツアーによる3ツアー共催となることで、大会は新たな時代に突入する。

今大会にはタイトル防衛を目指すフィチャートに加え、同じく南アフリカのジョージ・クッツェーヘイドン・ポルテウス、そしてヨーロピアンツアー3勝で、2009年にこの大会で最後の勝利を挙げたアンダース・ハンセン(デンマーク)といった過去の大会王者3人もフィールドに名を連ねている。

先週の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」を制したディラン・フリッテリは、2週連続優勝でのヨーロピアンツアー3勝目を狙う。

今週は他にもマット・ウォレス(イングランド)、トーマス・アイケン(南アフリカ)と呉阿順(中国)といったヨーロピアンツアーで優勝経験のある選手がエントリーしている。

コース

大会はこれまでホームとしてきたロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGCの東コースが大規模な改修で使用できないため、ランドパークGCで初めて開催されることとなった。また、これまでは年明けの早い時期に開催されてきたが、2018年シーズンの第4戦となった。

ランドパークは3コースを所有するヨハネスブルグで唯一のクラブであり、コースはブッシュウィローとファイヤーソーンと名付けられた2つの特徴的な18ホールのレイアウトと9ホールのクリーク9からなる。「ヨハネスブルグオープン」はブッシュウィローとファイヤーソーンの両コースを使用して行われる。

ファイヤーソーンは選手権ゴルフの試練の場であり、上がり3ホールは“栄光か死”の異名を取る。コースはランドパークGCがウィンザーパークコース(現ブッシュウィロー)に隣接する土地を買収した1960年代中頃に設立。地元のプロゴルファー兼コース設計家のシド・ブリュースにより設計され、見事な出来映えとなった。1995年と2000年に「南アフリカオープン」を開催した同コースは、1990年代初頭にグリーンと美的造詣の改修が行われ、世紀の変わり目にも若干の改造が施された。

第2次世界大戦中の1940年代に開場したブッシュウィローは、当初12ホールのレイアウトだった。しかし、1948年にコースは18ホールのレイアウトとなり、その4年後にコース設計家ロバート・グリムスデル監修のもと、大規模な改修が行われた。更にコースは60周年を迎えた2012年4月に小規模な改修が施され、レイアウトが変更されると共に、新たな複合グリーンが追加された。

景観の美しいコースはティからグリーンにかけて比較的距離は短いが、立ち並ぶ大きな木立により守られており、タイトでチャレンジングなホールを演出している。

トリビア

240人が出場する「ヨハネスブルグオープン」は今季最大のフィールドである。

「ヨハネスブルグオープン」が12月に開催されるのは今回が初めてであり、今年は初めて同大会が2度開催された年となった。2月には2017年シーズンの大会が開催され、今週は2018年シーズンの第4戦となる。

「ヨハネスブルグオープン」がランドパークGCで開催されるのは今回が初めてであるが、大会がロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGC以外で開催されること自体、今回が初めてである。

2月に大会を制覇したフィチャートは「ヨハネスブルグオープン」連覇を狙っている。彼が連覇を達成すると、2010年と11年に大会を制したシャール・シュワルツェル以来、同大会を連覇した2人目の南アフリカ人選手となる。

2007年以来、11回開催されてきた「ヨハネスブルグオープン」では、8人の地元南アフリカ人王者が誕生している。

南アフリカ人選手はホーム開催のヨーロピアンツアーの大会で好成績を収めており、2017年シーズンは5大会中4大会で南アフリカ人選手が地元優勝を飾った。「アルフレッド・ダンヒル選手権(ブランドン・ストーンが優勝)」「ヨハネスブルグオープン(フィチャートが優勝)」「ツワネオープン(ディーン・バーメスターが優勝)」「ネッドバンクゴルフチャレンジ(ブランデン・グレースが優勝)」がその4大会であり、「BMW南アフリカオープン」のみ、イングランド人のグレーム・ストームが優勝した。

2008年と13年に大会を制覇しているリチャード・スターンは史上初の「ヨハネスブルグオープン」三冠を狙っている。ヨーロピアンツアー6勝のスターンは地元南アフリカで4勝を挙げており、直近の4勝がその地元制覇の4勝となっている。

先週の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」を制したフリッテッリに続き、今週も南アフリカ人選手が優勝すると、2016年1月にストーンが「BMW南アフリカオープン」を制し、その翌週にポルテウスが「ヨハネスブルグオープン」を制して以来となる、南アフリカ人による2週連続優勝となる。


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