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2022年 カタルーニャ選手権
期間:04/28〜05/01 場所:PGAカタルーニャ(スペイン)

「カタルーニャ選手権」で知っておくべき5つのこと

今週もDPワールドツアーはスペインに留まり、ジローナのPGAカタルーニャG&Wにて「カタルーニャ選手権」が開催される。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。

◆ツアーがジローナを再訪

第1回「カタルーニャ選手権」の開催により、DPワールドツアーは、1972年にツアー最初の公式大会が開催された地である、歴史的都市のジローナを再訪することになった。

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50年ほど前、アントニオ・ガリードはCGデ・パルスにてプレーオフの末、スペインの同胞、バレンティン・バリオスを破り、母国優勝を遂げて歴史にその名を刻んだ。ヨーロピアンツアーグループが2022年に50周年を祝うなか、木曜には第1ラウンドのスタートに先駆け、ガリードがオープニングを飾るセレモニアルティショットを放つことになる。

また、PGAカタルーニャでDPワールドツアーが開催されるのは、2014年の「スペインオープン」以来であり、同大会では当時50歳133日だった地元人気のミゲル・アンヘル・ヒメネスが優勝し、自身の持っていたツアーの最年長優勝記録を更新した。

◆PGAカタルーニャも持続可能性に着手

「カタルーニャ選手権」のフィールドは、ヨーロピアンツアーデスティネーションの一つであるPGAカタルーニャG&Wの540ヘクタールの敷地に造成されたスタジアムコースが、100万ユーロを投じて持続可能性目的のアップグレードが完了して以降、初めてプレーされることになる。

オーガスタナショナルとTPCソーグラスをモデルに造成され、世界的有名コースともなっている7333ヤード、パー72のスタジアムコースでは、6番ホールが改修されてティの位置が動かされ、フェアウェイも左へと移設され、戦略性を増すためにフェアウェイバンカーが追加された。また、選手たちは、左ドッグレッグへと変貌を遂げたパー4の10番でも、ティショットで技量を試されることになる。

投資の一環として、スタジアムコースには新しい灌漑システムが導入され、再利用水の使用により必要水量の25パーセント削減に成功。これにより、同リゾートの地域に対する生態系多様性の復興と遵守へのコミットメントを満たすことになった。

更に、新たにアップグレードされた同コースには、最高の練習環境を実現させるべく隅々までコースコンディションが再現され、パー3の11番グリーンのレプリカもある5ヘクタールのドライビングレンジと練習エリアが造成された。

◆スペインダブルヘッダー第2戦

「カタルーニャ選手権」は2022年DPワールドツアーのスケジュールにおけるスペイン2連戦の2戦目にあたり、先週の「ISPSハンダ選手権inスペイン」に続いての開催となる。

今年のツアーではスペインで4大会が開催され、10月にも2週連続で「スペインオープン」と「エストレージャダムN.A.アンダルシアマスターズ」が開催予定となっている。

昨季は、2021年10月からスペインで3大会が連続して開催された。

◆目下絶好調、パブロの快進撃は続くのか?

パブロ・ララサバルは「ISPSハンダ選手権inスペイン」で、DPワールドツアーでのここ2ヶ月での2勝目を挙げた。

「マイゴルフライフオープン」も制覇したスペイン人選手は、好調の波に乗っており、今季はこの2勝のほか、「コマーシャルバンクカタールマスターズ」と「ラスアルカイマクラシック」でもトップ5入りを果たしている。この好結果により、彼はDPワールドツアーランキングで現在4位につけており、公式世界ゴルフランキングも、2014年9月以降の最高順位となる68位へ上昇した。

今季2勝を挙げる前の最後の勝利は2019年12月の「アルフレッドダンヒル選手権」でのものであり、彼は、ここ最近の成功は近年見せてきた自身の粘り強さの賜物であると認めた。

「ここ3年、あるいは、ここ5、6年はかなり厳しかった。3年前に勝ってはいるけれどね」と、DPワールドツアー7勝のララサバルは「ISPSハンダ選手権inスペイン」の最終ラウンド後に述べた。

「自分が本調子ではなく、怪我もあり、20歳の若手が出てきて自分よりも5、60ヤード遠くへ飛ばしているのに、自分のパッティングやチッピングは不調だった。色々なことが脳裏をよぎったよ」

「もうやめようと、何度も考えた。でも、信じてハードワークし続ければ、その見返りを得られることだってあるし、これまで長い道のりだった。自分への信頼とこれまでの鍛錬、そして忍耐を考えると、自分は(この勝利に)値すると思う」

◆DPワールドツアーQスクールとの関係

スタジアムコースはツアーコースと並び、PGAカタルーニャにおける18ホールのチャンピオンシップコースの一つである。この2コースは、先週の「ISPSハンダ選手権inスペイン」が開催されたインフィニタムへと舞台が移されるまで、2008年から16年にかけてDPワールドツアーQスクールのファイナルステージを開催していた。

その当時、同イベントを制覇した選手で今週のフィールドに名を連ねているのはツアー2勝のミッコ・コルホネンのみだが、リチャード・ブランドレナート・パラトーレ、そしてアドリアン・オタエギら今週出場の7選手は、過去に今週のコースでシード権を手にした経験を持っている。

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