賞金2500万円獲得も悔しさにじむ一打 杉浦悠太は2位タイフィニッシュ
◇アジアンツアー◇インターナショナルシリーズ ジャパン presented by マオタイ 最終日(11日)◇カレドニアンGC (千葉)◇7116yd(パー71)
最終18番(パー5)3m弱のバーディパットを決めていれば単独2位で終えられていただけに、カップの左フチをなめた一打は悔しい。2024年「日本プロ」以来の、今季初優勝をかけて最終日最終組から出た杉浦悠太は2バーディ、ボギーなしの「69」でプレー。ソン・ヨンハン(韓国)と並ぶ通算15アンダー2位タイで終えた。
パーオン率は77.77%(14/18)と4日間で最もグリーンオンさせたが、31パットとグリーン上では苦しんだ。「昨日は入ったので今日もうまくいけばと思ったんですけど、ここまでパターが入らないと(優勝は)まあ厳しい」。優勝したルーカス・ハーバート(オーストラリア)とは5打差をつけられ、「自分との勝負と気にせずにやっていたけど、パッティングがすごくて。今回は勝てなかった」と悔しがった。
単独2位で終えていたら賞金は22万ドル(約3197万円/1ドル=145.33円)だったが、2位タイとなって17万3000ドル(約2514万円)となってしまった。しかし、高額賞金を手にしたことよりも普段LIVゴルフで戦うハーバートと優勝争いができたことに「すごくいい経験になった」と振り返る。「いいプレーを見せてもらえて。これからまだまだ頑張らなきゃいけない。ショットの調子は良くなってきたので、その原因が何かをしっかりと自分の中で整理して。これを維持できるようにしていきたい」と気持ちを高ぶらせ、活躍を誓った。
次戦は次週の日本ツアー「関西オープン」(滋賀・日野ゴルフ倶楽部)になる。昨年は同県の名神八日市CCと違うコースになるが、2位で終えた大会。「今週のようなショットを打てればチャンスがまた来ると思う。優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。しっかりとこの4日間の課題を修正して次の試合へと備えていく。(千葉県横芝光町/石井操)