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松山英樹が東北福祉大を卒業「素直に嬉しい」

2014/03/20 16:53

20日(木)、宮城県仙台市に朝から降り続いた冷たい雨は、昼過ぎには綿雪に姿を変えた。この日、東北福祉大総合福祉学部社会福祉学科を卒業した松山英樹は、銀の文様が入った袴に真っ白な羽織姿。「これほど世界に渡って活躍する松山君が卒業してしまうのは寂しい思い」と話す大竹榮ゴルフ部部長の気持ちを代弁するかのように、舞い散る雪は杜の都を一面の銀世界へと染め上げた。

東北福祉大在学中の11年に初出場の「マスターズ」で日本人初のローアマチュアを獲得し、プロ転向した昨年は国内ツアーの賞金王へと上り詰めた。卒業式では学長賞を授与され、式の前後には大勢の同級生たちとの記念撮影を求められた。

人生の門出に惜別の思いはつきもの。それでも、松山の口をついて出た言葉は「素直に嬉しい」。昨年4月にプロ転向し、その1年後にはついに“学生”の身分を卒業した。「去年は自分1人がプロになったけど、仲間はまだアマチュアだった。今日はそれぞれみんなが新たな道に進むので1年前とは違うと思う」。目の前には新たな希望と使命感が広がっている。

卒業しても東北・仙台との繋がりは終わらない。東日本大震災の復興支援は継続中で、ゴルフ部の寮を引き払っても現住所は仙台のままだという。「ゴルフを通して、頑張っている姿を見せていきたい」。大学生活4年間を過ごした東北への思いは濃厚だ。

4月10日にジョージア州オーガスタで開幕する「マスターズ」に向け、次週渡米する。ウェア契約も出発前に決断することが濃厚だ。プロゴルファーとして、そして1人の人間として、松山英樹がまた一歩節目となる階段を上った。(宮城県仙台市/今岡涼太)

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