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石川遼が来季使用するニューボールを語る

石川遼がゴルフボールの使用契約を結ぶSRIスポーツ株式会社(ダンロップ)の新製品発表会が都内で行われ、石川も出席してボールの使用感などを話した。今年2月に契約を結んでから、石川はスリクソンのZ-STAR XVを使用してきたが、今回発表され石川が使用する予定のボールはNEW Z-STAR XVと、名称は変わらず従来の性能を進化させたタイプとなる。

先週行われた「Hitachi 3Tours Championship 2010」で実際に使用した石川は「プレーに集中してしまうと打感など大きく変わった感じはないですが、以前より少し柔らかくなったので、ドライバーショットでインパクトの際に少しだけボールとフェースの接着時間が長くなった感じがします。8番、9番などショートアイアンだと、ボールの高さが1m程度抑えられています」と実際に感じた点を話した。

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また、スピン量のテストのためにティアップした新旧両タイプのボールをサンドウェッジで打った結果「両方ともスピン量が9500回転程度だったので、性能としては今まで通り安心して打てますね。ただ、洋芝のラフで打ってみると、以前のタイプは5000回転ぐらいまでスピン量が減ってしまいましたが、今回のボールは7000回転を維持できています。スピン量の減りが少ない方が、距離感なども出しやすいですね」と、科学的な数値でも検証を行った。

2011年1月の「ザ・ロイヤルトロフィ」(タイ)からシーズンインを迎え、2月には今年同様に米国PGAツアー出場を予定している石川。さっそく海外でニューボールを使用することになるが「海外では高い弾道も必要ですが、高い球で尚且つスピン量がないと攻められないようなピンポジションも多いです。ロブショットでも高く上げるだけでなくスピンの効いたボールでないとダメだと思います。硬いボールはた高く上がりますが、スピンが効きにくいですし、柔らかいボールだと高く上がりにくいので、その点今回のボールはちょうど良い感じです」。納得のいくボールに出会った石川は「これからは、ボールに関して言い訳ができなくなりました」と笑みをこぼす。

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