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日本&米国で見てきたコロナ禍ツアー現場の舞台ウラ/記者座談会

2020/12/28 14:39

新型コロナウイルスの影響で、世界のゴルフツアーが中断を余儀なくされた2020年。日本での開催は女子ツアー14試合、男子ツアー5試合にとどまり、すべて無観客で行われた。コロナ禍のなか、米国ツアーに足を運んで自主隔離を体験したメンバーも交え、GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)の記者たちが未曽有の一年を振り返る。

ゴルフトーナメントのコロナ対策

A:クラスターが発生していないという点では、各大会はよくやっていたと思う。

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B:選手へのコロナ対策は徹底していた。選手とすれ違わないような導線が設けられ、クラブハウス内へは立ち入り禁止の大会が多く、選手との雑談も禁止。大会によってはフェースシールドの着用を義務付けられた。

A:大会やツアーをまたいだPCR検査の連携はやってもらえれば、とは思ったね。前週の女子ツアーで検査して陰性なら、次週は男女ツアーのどちらでも陰性扱いといった具合に。大会ごとのポリシーで動いていたので、そこはツアーが主導権を発揮すべきだった。

C:とにかく米国は国内便が満席。みんなしっかりマスクはしていても、日本からの便がガラガラだっただけに、やっぱりちょっと怖くはなる。プライベートジェットやツアーのチャーター機で移動する選手も多かったが、ほとんどの試合を車で転戦したビクトル・ホブランのような強者もいた。

B:全米女子オープンのプレスルームが最も大きく、感染対策という意味でベストだったように思う。日本では部屋の狭さや隣の人との距離感から1人でも感染していたら…と思うことも実際はあったから。

C:ZOZOチャンピオンシップやCJカップではPCR検査陰性証明のバンドを見せないとパッティンググリーンにも入れない決まりになっており、ロリー・マキロイが練習場の入口で止められて苦笑いしていたことも。そこはさすがに顔パスじゃないんだと(笑)

A:密だから?という理由で、(国内男女ツアーの)プレスルームを試合終了後1時間とか1時間半で閉めるのはさすがに勘弁してほしいと思った。

C:米女子ツアーはコロナ禍を受けて、練習ラウンド予約専用アプリを導入。それまではコースに行って空き時間を確認して回るスタイルだった。前日夜でも「朝は雨が降りそうだから午後に回ろう」とかスケジュール調整がメチャクチャ簡単になったらしい。

ギャラリー不在の影響

D:選手は、人から見られている意識が低くなったというのはあったと思う。

A:一番はメジャー大会での優勝争いといった、選手の精神面が試されるような機会がなくなったことで大会自体の興奮が小さくなったかな。

B:単純にスポーツとしての醍醐味は失った印象。ある選手はショットがピンについたか分からないと言っていた。バーディを獲ったら拍手が欲しいとも。

A:選手たちの集中力も発揮されにくい状況だったと思う。慣れないベテランよりも、若手に有利に働いた。

B:ファンサービスなどがなくなって時間的な余裕ができた半面、やはり緊張感という意味で物足りなさを感じる選手も多かったよう。若手躍進の背景を「練習ラウンドのような雰囲気でプレーできるから」と言っている選手もいた。(関係者も会場に入れないため)コーチがキャディをやる機会も多かったようだ。

D:ギャラリー不在なので、(大会にもよるが)選手についてプレーを見る場合は見やすかったけどね。

取材とリモート会見の実際

A:個別取材を制限されたことで、(メディアの)全員が同じ選手の話を聞く形になった。取材できる選手が限られていて、独自ネタを拾ったり、違った視点で書いたり、といったことが難しかったのは事実。

D:周辺取材はできないが、非常時においては仕方ないと納得するしかなかった。

B:選手に話しかけることが禁じられたことかな。練習ラウンドについていって、少数で話すことは可能だったが、“罰則“を受ける可能性もあった。関係者もコース内に入れないため、情報はあんまりなかった印象が強い。

A:選手との接触はNGと言われても、すれ違えば挨拶くらいはするし、少し話したりする。それを見とがめられ、気まずく思うのは嫌だったなあ。

C:KPMG全米女子プロみたいな大きな大会でも、リモート会見場は基本的に一人ずつ。渋野日向子のように有力選手が固まる時間帯にプレーすると、ホールアウト後の会見は20分待ちとかも珍しくなかった。本人は『その間にちょっとでも練習してきます!』って言ってたくましかったけど、毎日(会見を)やるのは大変だろうなと思った。

B:リモート会見で、現場にいるメディアとそうでないメディアの差がなくなった。まじめに現場取材するメディアにとってはつらい…

A:ネット回線の状況によって、話が聞き取りにくかったり、選手のリアクションが分かりにくかったりした。質問も少なくなるので、あまり多くはやりたくないなあ。

いつまで続くのか…

A:会場を出た後の行動に規制までできない。外に食べに行ったり、飲みに行ったりできるので、そこは当事者に頼るしかない。こういった状況は続くのではないか。

C:米国の場合、州ごとにルールが結構違う。ニュージャージーでは外出時に屋内での飲食に結構厳しいけど、ネバダ(ラスベガス)ではみんな普通にレストランでメシ食ってる、みたいな。

B:感染者がほとんど出なかったという点では、感染対策の課題はあんまりない気がする。毎朝の検温や導線なども徹底していたので。社会全体がニューノーマルとなっている以上、主催者や協会が望むのならば、取材スタイルも時代に沿って変わっていくのが普通だとも思う。全米女子オープンでは常識の範囲内で雑談がある程度自由だった。ドライビングレンジで2m以上離れて見ていて、マスクをしながら選手と話せるタイミングで話せば、感染のリスクを消した上で十分取材になる。少なくともそういう状態になってほしい。

A:日本もいつまでも主催者任せではなく、ツアーが指導力を発揮しないとダメ。各ステークホルダーの立場を踏まえて、その中での最善策を目指せば良いと思うなあ…

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