国内女子ツアー「ヴァーナルレディース」が福岡センチュリーゴルフ倶楽部（福岡県）で開幕した。シーズン終盤には高額の大会も開催されるが、夏までの大会では破格の賞金総額1億円、優勝賞金1800万円という設定となる。通常のトーナメントの約倍額となっているため、選手も気合が入る。

しかし、難しいコースセッティングに選手は苦しみ、アンダーパーはたったの1人しか出なかった。その1人が中島千尋だった。「ラフも長いし、グリーンも難しいので、まあ、ボギーを出さないようにするのは難しいですね」
10番からスタートした中島は前半を1ボギーでしのぎ、後半にはチップインを含む3バーディを奪った。ショットからパットまで全体のつながりも含めて良くなって来ていると言う中島は「この大会は賞金高いですからねー（笑） 意識したくなっちゃいますねー」あと2日、リードを守ることができるか。1打差のイーブンパーには不動裕理、服部道子、平尾名芳子が並んでいる。

女子ツアーで多くのギャラリーに囲まれることの多い東尾理子に、特別心強い声援があった。この日は試合が無く、明日からの対ダイエー戦のために福岡入りしている父親の東尾修氏（西武ライオンズ監督）が観戦に訪れた。「今日はショットがいまいち。ドライバーがダメでしたね、池とか入っちゃうし」ショットに苦しみ、5オーバー49位タイのラウンドとなった。