2012年 ニチレイレディス

辛ヒョンジュ、3打差を逆転し2年ぶりの優勝を飾る

2012/06/17 14:57
逆転で2年ぶりの優勝を飾った辛ヒョンジュ

◇国内女子◇ニチレイレディス最終日◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉県)◇6,548ヤード(パー72)

国内女子ツアー第15戦「ニチレイレディス」最終日、昨夜から降り続いた雨の影響でコースコンディション復旧のためにスタート時間は遅らされた。しかし、最終組がスタートする頃には雨もあがり、ソフトとなったコースでは各選手が好スコアをたたき出す。最終組が足踏みする中、この日5つスコアを伸ばした辛ヒョンジュ(韓国)が通算11アンダーとして3打差をひっくり返す逆転優勝。2年ぶりの通算6勝目をマークした。

通算10アンダーで2位タイに続いたのは、笠りつ子有村智恵と、首位からスタートしたカン・スーヨン(韓国)。通算9アンダーの5位タイに、不動裕理大江香織イ・ナリ(韓国)、イ・ボミ(韓国)の4選手が続いた。

辛の優勝で国内女子ツアーでは7週連続で外国人選手が勝利。ツアー記録を更新している。

正確無比なショットを繰り出し2年ぶりの優勝を果たした辛ヒョンジュ

<辛が謙虚に逆転勝利>
ゴルフの醍醐味は“飛距離”という意見もあるかもしれないが、トーナメントの場合は1ストロークでも他のプレーヤーよりも少ない数でホールアウトすることが大事なため、飛距離は関係ない。それを実証したのがこの日の辛ヒョンジュだった。ドライバーショットは平均220ヤード、しかしフェアウェイを捉える率が非常に高く、たとえラフに入ってもフェアウェイウッドやユーティリティを使いこなしグリーンに載せてくる。

もちろん、距離が残れば無理にグリーンを狙わず、アプローチしやすいところからウェッジでピンに寄せてパーをセーブする。最終日はスタートの1番から堅実にパーオンさせると3m程度のバーディパットを3連続で決め、その後はグリーンを外してもアプローチとパットでパーの山を積み上げた。唯一ボギーをたたいたのは、木の後ろに行ってしまった8番だけで、6つのバーディを積み重ねて優勝を果たした。

「今は夢みたい、言葉にならないぐらい嬉しいです。最近、日本に住んでいる韓国の友人たちに韓国の選手が勝ちすぎているのは、あまり良くないよって言われていたんです(笑)。私は優勝なんて考えていなくて、上位に入って賞金ランキング15位に入れたらいいなと思っています」。優勝の喜びと同時に謙虚な目標を打ち明ける辛。2005年から日本ツアーに参戦し今年で8年目。日本語も達者で、日本の文化を心から愛しているという辛が、2年ぶりの栄冠を掴んだ。

昨日からの雨でコースコンディションが悪くスタート時間が大幅に遅れた
1打リードで最終組を待つのみ
優勝が決まり仲間達から祝福の水掛、それにしても外国勢7連勝とは・・・
1打及ばずも追い上げて大会を沸かしてくれたんじゃないかな
18番アプローチ前に自分でピンを抜きラインを確認、気合の証拠!
18番イーグルパットを外し一歩優勝に届かなかった
18番パー5渾身の力を込め2オンを狙うが・・・
真剣な眼差しで一歩一歩・・・トップに攻め寄る
陰にはなってますが5アンダー12位T健闘
9アンダー5位T2勝目まであと一歩
9番セカンドショットを直接カップにいれイーグル、9アンダー5位T
トップの座を守れず優勝を逃してしまい2位T悔しいだろうね
スコアを4つ伸ばし10アンダー、外国勢の連勝ストップと思われたが・・・
9アンダーまで追い上げたが2打及ばず・・・
16番ティショットを曲げてしまい出すだけの状況?5アンダー12位T
37位Tに留まるも予選落ちしないのはたいしたもんですよね

2012年 ニチレイレディス