最終日はショットが乱れ、スコアを伸ばせなかった横峯さくら

「大王製紙エリエールレディスオープン」最終日、通算イーブンパーからスタートした横峯さくらは、1番でダブルボギーを叩くなど、強い風にも苦しめられて「74」。2つスコアを落として、通算2オーバーの16位タイで3日間の戦いを終えた。

「うーん、悪いですね」とさすがに横峯の表情もさえない。「思い切って振れていない。振ろうと思って振らないと、振れないです」と、スイングの狂いが横峯本来のゴルフをさせてくれない。「体が流れてしまうので、そこをすごく意識してやらないとダメなので･･･。来週出て、（修正は）来年ですかね」と、そのショックは横峯になかば諦めの言葉を吐かせた。

04年の初優勝から昨年までの7年間、毎年最低1勝は挙げてきているが、その記録更新のチャンスはついに最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」一試合となってしまった。「気にはしていないけど、今の状態では勝てないので･･･」と歯切れは悪いが、最後は相性の良い地元宮崎。ラストチャンスへのモチベーションは逆に高まったに違いない。（福島県いわき市／今岡涼太）