午前のプロアマ中は雨の降るあいにくの天気。それでも午後には明るい太陽が顔を出した。

横峯さくらにとって、宮崎は拠点を構える第2の故郷。「家から通えるのでリラックスしてできますね」と、いつも以上に落ち着いた状態で試合へと臨んでいる。

先週、賞金女王はアン・ソンジュに決定したが、「今年最後の試合っていうのが一番大きいです（笑）」と、横峯のモチベーションも低くはない。単独2位以上に入れば、今年の獲得賞金は1億円を越え、5年連続での1億円突破という偉業になる。「今まで突破してきたし、目標があるのはすごくいいことだと思います」と、横峯もこれをポジティブな要素として受け止めている。

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今週は父・良郎氏もコースで練習ラウンドに付き添い、コースマネジメントなどアドバイスを送った。さらに横峯はボール位置を右足寄りに変更し、今までの持ち球であるフェードボールから、ストレートに近い球筋となり「良い感じです」と手応えもつかんでいる。その変化は、ドライバーはあまり変わらないというが、8番アイアンでは広げた親指と人さし指の先くらい、約15cmという大きなものだ。

「風とかコンディションとかあるけど、バーディ合戦というよりは我慢我慢になると思います」という横峯。過去2勝を誇る相性の良い大会で、今季の総仕上げに挑む。（宮崎県宮崎市／今岡涼太）