最終日にして今週初のアンダーパーをマーク。25位タイに浮上した横峯さくら

初日から大混戦の首位争いが演じられている今年の「ニトリレディス」。その一方で、初日からショートアイアンの精度に苦しみオーバーパーが続いていた横峯さくらは、通算3オーバーの46位タイからのスタート。午前9時15分にインの10番からティオフをした。

10番、11番、14番とバーディを重ねる絶好の滑り出し。順調にリーダーズボードを駆け上がったが、後半に勢いが削がれてしまう。11番でボギーを叩くと、13番ではパーオンに失敗し、3オン3パットのダブルボギー。それでも6番、さらに最終9番で3mを沈めてバーディで締め括り、この日「70」でホールアウト。今週で初めてのアンダーパーをマークし、通算1オーバーの25位タイに浮上した。

「出入りの激しい1日になりましたが、やっと（アンダーパー）ですね」と横峯。ショートアイアンにも精度が戻り、ようやく納得の表情を浮かべた。「パターのグリップ（握り）を変えて、良いフィーリングになった」と、最近の課題となっているパットにも光明。特に握りを大きく変えたわけではなく感覚的なもののようだが、その微妙な矯正が奏功しているようだ。（北海道苫小牧市／塚田達也）