多くのギャラリーの期待に応え、順位をあげた横峯さくら

「ヴァーナルレディース」2日目の横峯さくらは、通算2オーバー36位タイという順位の為、7時37分に第2組からという早い時間のスタートとなった。

2番では3mのバーディパットがカップをなめて入らないなど、前半はチャンスにつくものの決めきれない嫌な流れが続く。だが、「我慢、我慢のゴルフだったけど、気持ちを切らさずに出来た」という横峯は、折り返した11番で左上2.5mにつけ、この日初めてのバーディを奪う。

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13番でティショットを右バンカーに入れボギーとしたが、続く14番では1mのバーディパットが、カップを360度回ってカップイン！「びっくりしました」と笑ったが、後半は徐々に良い流れとなってくる。

16番パー5、残り220ヤードを5Wでピンを狙うと、この球はわずかに勢いが足りず、ピン手前の傾斜を転がり落ちて12m程戻ってしまう。しかし、この長いスライスラインのイーグルパットを沈めた横峯は、両手でバンザイをする満面の笑みで喜びを表現した。「3パットもしそうなラインだったけど、入ってくれてラッキーでした。距離的にはいいかなと思ったけど、外れると思ったら突然消えました（笑）」。

結局この日は1イーグル2バーディ1ボギーの「69」、通算1アンダーとスコアを伸ばし、11位タイまで浮上。「多分、このコースで60台は初めてだと思います」と、達成感を漲らせた。

前日は、「カップに対して読みにくいラインを作って練習しました」と、このコースのグリーンを攻略すべくパター練習を繰り返した横峯。「今日は今日、明日は明日。耐えるゴルフをすればチャンスは来ると思う」と、最終日も我慢のゴルフで上位進出を目指す。