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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、優勝に迫るも6位で終戦

「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」最終日、一時は首位に1打差まで迫った宮里藍だったが、終わってみれば通算4アンダーの6位タイ。それでも、アメリカから帰国してぶっつけ本番で臨んだ今大会、「強行スケジュールだったし、怪我無く終われたので良かったです」と、ホールアウト後は安堵の表情を浮かべた。

この日の宮里は、序盤から“宮里らしさ”を発揮する。ショートアイアンを確実にピンに絡め、冷静にパットを沈める。6番で1.5mを沈めると、9番、12番、13番と着実にバーディを積み重ねる。首位スタートの飯島茜がスコアを落とし、その差は僅かに1打に詰まった。

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しかし、16番パー3でティショットを右バンカーに入れてボギーとすると、17番では1.5mのバーディパットを決められず、最終ホールも第2打をグリーン右手前のバンカーに入れて寄せきれずのボギーフィニッシュ。「ボギー、ボギーは来年に向けての課題です」と振り返った。

それでも、「今はほっとした気持ちが大きいです」と宮里は言う。「やるべきことはやれたし、悔しさより、やっと終わったという気持ちが大きいです」と、達成感を味わっていた。

今年は米ツアーでの初優勝を飾るなど、充実した1年となった宮里。「この1年で自分のスタイルを見つけられた」と大きな収穫を得て、2009年の戦いを終えた。

2009年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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