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宮里藍が描く挑戦の足跡

来シーズンへのステップに! 苦しい時期の日本凱旋

3月第1週の「ダイキンオーキッドレディス」以来の日本ツアー登場となる宮里藍。多くのファンの期待は集まるが、ここ最近のショットの不調はまだ完全には拭えていない。

この日行われたプロアマ戦でも、スタートの1番ホールからティショットを左に曲げ、苦笑いでのスタートとなった。アイアン、パターに大きな変調は見られないが、ティショットで崩れるリズムをいかに埋めるか、今週の宮里にとってはマネジメントが重要な鍵となりそうだ。

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「(日本でやる事は)励みになるのは間違いない」という宮里。「アメリカと違って、大勢のファンが応援してくれるのは大きなポイント。1打1打により集中できる」と、応援をプレッシャーとせず、力に変えるべく気合を込めた。「不調ながらも、良いプレーは出来ると思います」と、精一杯のプレーで期待に応えるつもりだ。

久しぶりの日本での試合だが、本人は「(特別な思いは)全然ない」ときっぱり。今は目の前の結果よりも、来シーズンへ向けて調子を上げていくことに重点を置いている。「地道にやっていくしかないですね」と、焦りを封印した。

もちろん、これまで通りスコアの目標は設定しない。自分のフィーリングを取り戻すこと、1打でも多くフィーリングの良いショットを打つことを目標に掲げた。「今の状態では、スコアはコントロール出来ないですから」。苦しい時期を乗り越えようとする宮里の戦いは、過去に栄光を築いた日本の地でも続いていく。

2007年 ミズノクラシック



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