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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、「自分のスタイルじゃないゴルフ」で後退

「ミズノクラシック」2日目の宮里藍は、約1年半ぶりに横峯さくらと同組となり、20位タイから米ツアー最終戦の出場権獲得も睨んでのスタートとなった。

1番パー5は3打目をグリーン手前に大きくショート。このホールはパーとしたが、続く2番は第2打をグリーン右のラフに外すと、アプローチを3mオーバーしてボギーとする。続く3番は下10mから3パット。冷たい風と雨の中、序盤は重苦しい立ち上がりとなった。

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「前半で悪い流れを作ってしまい、残念でした」という宮里。7番パー5でピン上1mにつけてバーディを奪ったが、前半は1つスコアを落として折り返した。

後半に入ってもボギーの後にバーディを取り返す苦しい展開。2バーディ2ボギーとスコアを伸ばせず、結局この日は1つスコアを落して、通算イーブンパーの38位タイでホールアウトした。

アイアン、ドライバーで右に出るショットが多かった宮里は、「ライン出しを考えすぎて、縦の距離感も合わなくなってしまった」と、落胆の表情を見せる。「重心が右に移動し過ぎて、それに気をつけてやっていたけど、逆に気にし過ぎてしっかりイメージを出せなかった」と、メカニカルに心を奪われ、目の前のショットに集中することが出来なかった。

「頭でプレーしすぎて、体で感じられず、自分のスタイルじゃないゴルフをしてしまった」と反省しきりの宮里。「パットは唯一の救いでした」と、苦しい中にもきらりと光るものを見せたが、トップとの差は大きく開く結果となった。

「まだあと1日あるので、何とか頑張りたいです。スコアにも囚われず、1打1打フィーリングを大事にしていきたい」という宮里。本来のプレースタイルを取り戻し、気持ちよく最終日を締めくくって貰いたいものだ。

2008年 ミズノクラシック



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