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23歳の小平智、ツアー初勝利をメジャーで飾る! 松山は7位タイ

◇国内男子メジャー第2戦◇日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills 最終日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース◇7402ヤード(パー72)

自身3度目の最終日最終組から、23歳の新鋭が栄冠を掴み取った。2位に1打差の単独首位からスタートした小平智が「70」で回り、通算14アンダーで逃げ切り勝利。僅差の争いが続いたサンデーバックナインを制し、ツアー初勝利をメジャータイトルで飾った。

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通算13アンダーの2位タイに、S.K.ホ(韓国)とキラデク・アフィバーンラト(タイ)。通算12アンダーの単独4位にS.J.パク(韓国)が続いた。首位に7打差の21位タイからスタートした松山英樹は8バーディを量産するなど、この日のベストスコア「67」をマーク。通算10アンダーの7位タイに浮上して4日間を終えた。

<勝負の17番、初日のミスを乗り越えた勝利>

自身3度目の最終日最終組。ここ2試合で優勝争いに加わっていた小平智が、3度目の正直となる勝利を掴んだ。6番までに4つのバーディを奪い順調にスコアを伸ばすと、7番パー3でティショットを池に入れてダブルボギーを叩き、9番もボギー。この時点で追い上げてきたキラデク・アフィバーンラトに並ばれてしまった。

「スタートから特別な緊張感は無かったのですが、あのダボで緊張し始めました」。口ではそう話す小平だが、表情には出さずその後も攻めのショットを続けた。10番(パー5)でイーグルを奪うも、11番のボギー以降はチャンスにつけることが出来ず、終盤にはS.K.ホと通算14アンダーでの首位併走が続いた。

勝負の分かれ目は17番。1つ前の組でラウンドするS.Kがティショットを左ラフに入れて2打目をレイアップ。結果3オン2パットで13アンダーに一歩後退。対する小平もティショットは左サイドのラフへ。その2打目地点にたどり着いた小平は、ボールのライを上から確認し、おもむろに9番アイアンを手にした。

「正直、初日のショットが頭に浮かびましたよ。でも、S.Kさんと並んでいると思ったので、レイアップは考えませんでした。初日は芝が濡れていて、池に入れてしまいましたが、今日は芝が乾いていたので、気合いで打ちました」。初日は同じような状況からダブルボギーにしてしまったが、渾身の力を込めて放った最終日のショットはグリーンをしっかりととらえた。

グリーンに上がった時点で自分が単独首位に立ったことを把握すると、2パットのパーで切り抜ける。最終18番も2オンに成功して、5メートルのバーディパットは打ちきれずに苦笑いを浮かべた。そして、1メートルのパーパットをしっかりと決めた23歳の小平が、ツアー3年目にして初優勝をメジャー大会で成し遂げた。

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2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills



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