ザ・プレジデンツカップ
期間:09/28~10/01 場所: リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)
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松山英樹(日本)
- 世界ランキング 3位
今季成績/WGCブリヂストン招待など3勝 - 3大会連続出場のジャパニーズ・モンスター。ラウンド中に暇さえあれば爪をいじり、あくびもしちゃう和製大砲。恐るべきスピードで世界ランクを駆け上がり、プライス・インターナショナルのエースになったかと思えば、人知れず入籍し、パパにもなって世界を驚かせた。おめでとうございまーす。
ジェイソン・デイ(オーストラリア)
- 世界ランキング 7位
今季成績/AT&Tバイロン・ネルソン選手権2位など - われらが松山英樹のよき兄貴分&メル友。互いが優勝すると、英語でメッセージを送り合う。グレていた少年時代、全寮制のゴルフアカデミーで熱心に指導してくれたコリン・スワットン氏とのキャディと選手という関係をこの秋に解消。なんか、今年はさびしい顔ばかり見た気がするなあ。
アダム・スコット(オーストラリア)
- 世界ランキング 22位
今季成績/ザ・プレーヤーズ選手権6位 - 松山英樹の兄貴分その2。ジェイソン以上に今シーズンはもうひとつ物足りない成績だった。フェデックスカッププレーオフでは第2戦で敗退。とはいえ、8月に第2子の長男バイロンくんが誕生とおめでたいニュースもあった。今年は日本オープンには出場せず、秋は家族サービスに努める。
ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)
- 世界ランキング 21位
今季成績/全米プロ選手権2位 - インターナショナルチームの名前の読みにくいムードメーカー。寒さに弱いのか、全英オープンなどでは口元まで覆うネックウォーマー姿も散見される。アーニー・エルスのアカデミーが輩出したメジャーチャンピオン。副キャプテンを務めるエルスに恥をかかせるわけにはいかない。
シャール・シュワルツェル(南アフリカ)
- 世界ランキング 27位
今季成績/フェデックス セントジュードクラシック2位 - 一見スラリとした体格からは想像しがたいビッグドライブが魅力のマスターズ王者。欧米ツアーで2016年は3勝をマークしたが、今年はゼロ勝で大一番に臨む。用具契約をPXGと結んでから、タイトルにあと一歩が届かない試合が続いている。ロザリンダ夫人のお美しさは健在ですが。
マーク・レイシュマン(オーストラリア)
- 世界ランキング 16位
今季成績/アーノルド・パーマー招待など2勝 - 最上段の松山英樹のほかに、今シーズン勝った選手がようやく出てきました! 巨漢レイシュマンは、キングが逝去された後の初めて行われたベイヒルで優勝。プレーオフ第3戦のBMW選手権も勝って、チーム内でもっとも勢いのある男と言っていい。自宅はバージニア州にあります。
ブランデン・グレース(南アフリカ)
- 世界ランキング 42位
今季成績/全英オープン6位 - ビックリするくらいのローボールを操る。優勝のなかった今シーズンのハイライトは7月の全英オープン。第3ラウンドに62をたたき出し、メジャー史上1ラウンド最少ストロークをマークした。でも過去に63を記録した青木功の名前も、岩田寛の名前も消えちゃったじゃないか!
キム・シウー(韓国)
- 世界ランキング 39位
今季成績/ザ・プレーヤーズ選手権優勝 - ついにできた松山の弟分。寡黙な22歳はツアーのフラッグシップイベントを制して一躍脚光を浴びた。慢性的な腰痛が心配されるが、シャープなショットが持ち味で、ダブルスでは日韓タッグもありそうだ。弱点について、過去に日本に住んでいたことがある父によれば「パットがじぇんじぇん(全然)ダメ」。
ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)
- 世界ランキング 38位
今季成績/RBCカナディアンオープン - ほうきでゴルフを始めた少年時代。2011年にベネズエラ人選手として初めて米ツアーを制し、ここ2年連続でカナダでのPGAツアーで優勝している。母国の経済危機、食糧難も気になるところ。タンパク質豊富な食材として大統領が国民に勧めたがウナギの食べ方はぜひ松山に聞いてくれ。
アダム・ハドウィン(カナダ)
- 世界ランキング 47位
今季成績/バルスパー選手権優勝 - 1月のキャリアビルダーチャレンジで59をマーク。そのわずか2か月後、結婚式を目前にした時期にツアー初優勝を挙げた。クラブプロの父の影響でゴルフをはじめ、米国のルイビル大に進学。ミニツアー、カナダツアー、米下部ツアーを渡り歩いた苦労の日々が、主にヒゲに刻まれている。
エミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)
- 世界ランキング 60位
今季成績/アーノルド・パーマー招待7位 - 世界ランク上位10人の自動選出から漏れ、11番目でニック・プライス主将の推薦で初の選抜入り。スペイン語と英語を操る。ターゲットを決めたら、あれこれせずにさっさと打つのも特徴。外科医の父を持ち、比較的裕福な家庭で育ったが、世界中で年間35試合前後出場するタフさも持つ。
アニルバン・ラヒリ(インド)
- 世界ランキング 68位
今季成績/ザ・メモリアルトーナメント2位 - グリジョと同様、キャプテン推薦で選抜入り。韓国での2015年大会での経験を買われ、ランキング16番目からの、ある意味でのサプライズ選出だった。前回は最終日最終ホールで1mのパットを外し、クリス・カークに1DOWN負け。選抜漏れした谷原秀人のぶんも、どうか頑張ってくれ!
- 世界ランキング 3位
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ダスティン・ジョンソン
- 世界ランキング 1位
今季成績/WGCメキシコ選手権など4勝 - 2017年第一四半期まで、世界は彼のモノだった。2月ジェネシスオープン優勝から世界ランク1位に君臨。その後WGC2連勝。満を持して臨んだマスターズの開幕前日に階段から転げ落ち、無念の欠場に終わった。心の傷も癒えてプレーオフシリーズで優勝。厄介な相手がまた目覚めちゃったな。
ジョーダン・スピース
- 世界ランキング 2位
今季成績/全英オープンなど3勝 - クラレットジャグのためなら練習場だって有効活用。24歳にしてキャリアグランドスラムに王手をかけている全米の星だ。トラベラーズ選手権ではプレーオフでバンカーからチップインを決め、利き腕の左手でSWを全力投球。キャディはレーキを宙に舞わせ、スペクタクルなコンビ芸を見せてくれた。
ジャスティン・トーマス
- 世界ランキング 4位
今季成績/全米プロ選手権など5勝・米ツアー年間王者 - 松山英樹の宿敵その1。今シーズンの序盤戦は勝利をふたりで分け合い、8月のメジャーで一騎打ち。サンデーバックナインの神がかり的なプレーでメジャーを獲った。小技の粗さをパワーとスピードでカバー。マレーシア、ハワイ島、クエイルホロー…。暑さとバミューダ芝がそろうと、とてつもない強さが。
リッキー・ファウラー
- 世界ランキング 8位
今季成績/ザ・ホンダクラシック優勝 - 昨年のライダーカップでは、チームメイトのみんなが夫人や彼女とキスをして勝利の記念写真に納まる中、変顔でシングルをアピール。ところが6月の全米オープン前に新しいガールフレンドができ、ラウンド後はコースで手をつないで歩いている。ゴルフではシャフト長を短くした1Wが話題になりました。
ダニエル・バーガー
- 世界ランキング 25位
今季成績/フェデックス セントジュードクラシック 優勝 - 変則スイングの若手有望株。ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマスと同じ1993年生まれのフロリダボーイは顔が小さく、スタイルの良さもウリ。トラベラーズ選手権ではプレーオフでスピースにチップインを決められて派手に敗れたが、勝者を素直に称える姿勢が”class act”と賛辞を集めた。
ブルックス・ケプカ
- 世界ランキング 11位
今季成績/全米オープン優勝 - 松山英樹の宿敵その2。欧州ツアーで腕を磨いて母国ツアーに返り咲いた大砲。クラブがしなって見えるスイングがカッコいい。寡黙で冷静な選手として知られるが、ラウンド中に松山とよく話をしている。これから長きにわたりライバル関係のひとつになるであろう対決が、今年日本で見られるかも…?
ケビン・キズナー
- 世界ランキング 24位
今季成績/ディーン&デルーカ招待優勝 - 地味だけどハンサム。着実にステップを踏み、8月の全米プロでは最終日最終組でプレーするなど、メジャーでも活躍した。実はここ3年連続でプレーオフ最終戦にも進んでいる。今年、ダブルス戦で行われたチューリッヒクラシックでは、プレーオフ負けの2位と団体戦でも結果を残したのが頼もしい。
パトリック・リード
- 世界ランキング 20位
今季成績/全米プロ選手権2位 - 今シーズンはゼロ勝だったが、プレーオフ最終戦まで進出した。ぽっちゃり体系で、飛距離も平均以上。なんといってもアプローチ、パターの安定感が抜群だ。昨年のライダーカップでは3勝1分1敗と活躍し、最終日のシングルマッチは先鋒でロリー・マキロイを破ってみせた。夫人は第2子妊娠中。
マット・クーチャー
- 世界ランキング 12位
今季成績/全英オープン2位 - メジャー未勝利の最強の男といっても過言ではない。全英オープンではジョーダン・スピースと最終日にマッチレースを演じ、力負けした。1Wショットはセットアップするときにヘッドを地面から浮かせるタイプ。10月の日本ツアー・ブリヂストンオープンではぜひ” KUUUUUU!!”の声援を響かせよう。千葉に。
ケビン・チャッペル
- 世界ランキング 26位
今季成績/バレロテキサスオープン優勝 - プロ10年目でついに初優勝を遂げた31歳。シルバーコレクターの汚名を返上、アマチュア時代に病死した天国の兄にタイトルを捧げた。プレジデンツカップのおそろいのユニフォームでは分からないが、キャディバッグには老舗ステーキハウス・ルースクリスのロゴが。リアルにうらやましい。
フィル・ミケルソン
- 世界ランキング 30位
今季成績/デルテクノロジーズ選手権 6位 - スティーブ・ストリッカー主将の推薦で選出。欧州選抜との対抗戦であるライダーカップと合わせると、23大会連続で星条旗を背負うことになった。最近1Wショットを猛練習する姿がよく見られ、25年連れ添い、6月に離別した元キャディのジム・マッケイ氏はラウンドレポーターとして活躍中。
チャーリー・ホフマン
- 世界ランキング 23位
今季成績/アーノルド・パーマー招待2位 - PGAツアー4勝をマーク。以前は大きなスライスボールばかりを放っていたが、40歳を前に弾道はストレートに。ショットに安定感があり、今年のマスターズは首位で決勝ラウンドに進んだ。グリーンのキャップとグローブ、パーマがかかった長髪で知られるが、サングラスを外した眼はとても優しい。
- 世界ランキング 1位
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